くじら一家の末っ子くん part6

くじらが262匹 ページ37

コロシアムの観客席にでたあと、サボがどこかへ消えていたのが気になるがとにかく逃げることに専念する

「チッ、数が多い！」
「A先輩もロビン先輩たちと先行っててくだせ〜！！ここはおれのバリアで足止めすっから！」
「君も賞金首だ。強いのは認めるが今は体力を温存してくれ」

バルトロメオだけでなくハックにそう言われたので殿を二人に頼むことにした
バルトロメオのバリアならそうそう破れることはないだろう

「どう合流する」
「地形が動いてコロシアムの外壁が王の台地に接触している今なら上れると思うわ」
「…たしかに、行けると思う…！」

風たちから見える情報を確認してロビンに伝え、向かおうとするが…その前に聞こえた声

「止まって！！」

ズズズッ、と重たい振動に制止の声を上げる
どうやら地形を動かす能力者がいるらしい
やがて振動が収まり、念のためとどまっていた足を再び動かす

「幹部のやつらの能力っぽいな…。」

目まぐるしく変わる戦況を風たちに教えてもらう
ルフィは合流前に移動してるみたいだな…

「…ロビン、」
「…ええ、ルフィのところに行ってて」
「…悪い。何かあったら風に知らせて。」

ロビンは言う前に察してくれてそう言ってくれた。
その言葉に甘えて、地面を蹴り、先を進んでいく。
時おり響く重たい振動に足をとられぬよう、空を蹴りながら

「ここはどこだ？」
「！ルフィ、ゾロ、ロー！」

コロシアムの前に丁度いた彼らに合流する
ローはボロボロで、海楼石の手錠をつけられているが無事らしい

「！A〜！！」
「ここにいたのか…」
「いや。岩石同化人間に吹き飛ばされた」
「そっか…」
「せめて倒し方さえわかれば…」

岩石同化人間はこの先進むのに障害になる。
なんとか足止めだけでも、とかんがえる

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