くじらが260匹 ページ35
「う熱ちっ、本当に出た！！」
『当たり前だろ、実を食べたんだ！お前も立派な能力者の仲間入りだよ！それから熱いのは気のせいだ』
「あ、熱くねェっ！俺が火になったんだ！！」
兜やら髭やらが外れ、素顔が明らかになる
燃える炎と金髪が眩しかった
「エース！貰うぞお前の技…！！！」
力強い、炎が放たれた
その姿に、エースの姿が見えたような気がした
『…みてるか、エース、お前の意思は、ちゃんと次がれる…』
「"火拳"！！！」
『…エース、力を貸してあげてね』
火拳によってコロシアムの底が破られた
俺は気を失ってるバルトロメオの横でその炎をみていた
つぅ、と頬を伝ったものは、きっとただの汗だ
「A！降りるぞ！」
『了解！』
今度は下へとおりる
底には別の空間があったようで、おれが感じていた違和感の正体だった
『…ここは港か』
「そう！闇のマーケットよ、沢山の武器がある」
そういう女の人には見覚えがあった
サボに着替えを渡しながらこちらを見てにっこりと笑う
「昔会ったよね！私はコアラ！」
『エドワード·A…あんたも革命軍だったのか』
横にいたバルトロメオにやられたハックという魚人族の男を見る
彼はああ、と頷く
「革命軍…？じゃあ、最初のルーシーは？」
混乱するレベッカがサボとおれを見る
サボは炎のコントロールに苦戦していたが、レベッカの質問ににっ、と笑う
「最初のルーシーは4億の首、いつか海賊王になる男…！！麦わらのルフィ！！」
「海賊！？」
「おれの弟だ！！よろしく、ルフィはいい奴だろ？昔と全然変わらねェ」
自慢げに話す顔は兄貴の顔だった
「A！」
『！ロビン！う、ウソップ…！お前ら二人ともボロボロだな…』
特にウソップなんて血まみれで鼻が曲がってる
ロビンはコアラたちと知り合いなのか親しげに話し、ウソップを紹介する
『……ロビン、ウソップを寝かせて。今のうちに軽くて治療しよう』
「わかったわ」
これを使うのは実は怖かったりする
大丈夫、ウソップの傷くらいなら大丈夫
少し治すだけ、大丈夫…大丈夫
「…大丈夫か、A」
『…このくらいなら…大丈夫…』
サボに声をかけられたが、自分に言い聞かせるような返事をした
一度深呼吸をして…さあ、大丈夫だ
『力を貸して…"
暖かい光を放ちながら自然の精たちが集い始めた
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柚葉(プロフ) - このシリーズ大好きなので更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2023年2月7日 16時) (
レス) id: c43a5d752c (このIDを非表示/違反報告)
れい！(プロフ) - 続き気になります！もうしないのでしょうか？ (2022年10月8日 7時) (レス) @page36 id: 9b5f9f849f (このIDを非表示/違反報告)
叶翔 - お話、面白いです！更新頑張ってください！ (2021年9月14日 23時) (レス) id: 07ae9650d0 (このIDを非表示/違反報告)
ルア - このお話すっごく面白くて一気読みしてしまいました！更新頑張ってください！応援してます！ (2021年9月1日 19時) (レス) id: 679a540268 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サンカヨー | 作成日時：2021年8月23日 22時
