くじらが47匹 ページ49
目が覚めたら見覚えのある天井、そこは正真正銘モビーの医務室
扉を開けて入ってきたのは、マルコだった
マルコと目線が会うと目をこれでもか、というくらい開くので俺は少し笑いながら『おはよう』とがらがら声でそういう
次の瞬間にはマルコに痛いくらい抱き締められた
「馬鹿野郎！！何がおはよう、だよい！！
俺たちがどれだけ……どれだけ怖かったか！！」
『ごめん…』
マルコの大声でナースの姉ちゃんが来て俺をみてどこかへ走っていく。その数分後には、ハルタやサッチ達が飛んできた
皆口々によかった、といってくれる
だが、皆揃ってぎゅーぎゅーに抱きつかれて苦しい、というとサッチは「甘んじて受け取っとけ！」という
しばらく医務室はばか騒ぎで、姉ちゃんに怒られ検査の間兄ちゃん達は追い出された
『俺どのくらい寝てたの？』
「１ヶ月位ね…」
１ヶ月…筋力落ちてそうだな〜なんて考えてベッドから起き上がると姉ちゃんにまだ安静にしてなさい！と怒られるがやることがあるから、と言って甲板に行く
甲板には父さんもいて、他の皆もいて
もうあるいてる俺に大丈夫なのか？と問いかける
それに平気！と答え父さんと皆に話がある、と切り出す
『…まずは迷惑かけてごめんなさい！
こんな事があったあと言うなんて可笑しいかもしれないけど、聞いて欲しいんだ
俺、やっぱり前線に出たい
皆と戦いたい。
俺はまだ子供だし、マルコには勝てないし、皆が心配してるってわかってるけど
俺は、置いていかれるのが嫌なんだ
俺も、皆を守りたい』
皆の、役に立ちたい
そういうと何故か涙ぐむ奴が出てきてでも、なにも言わなかった
マルコが俺の前で俺と目線を会わせるようにしゃがみ肩に手を置いた
「……お前の気持ちはわかったよい
もう、そんなこと考えてたんだねｪい」
わしゃ、と結んでいない髪の毛を優しく撫でる
それは、昔好きだったマルコの撫で方だった
「迷惑なんて思ってないよい…俺たちは心配したんだ、わかるか？A」
『…うん』
「ｸﾞﾗﾗﾗ……まぁ、無事ならいい。
A、」
父さん達に名前を呼ばれるのがとっても久しぶりに感じた
振り返れば皆笑顔で俺にこういった
「おかえり」
俺もそれに、笑顔で答える
『ただいまっ！』
と。
その日は俺の起きた記念宴らしく大騒ぎだ
傘下の皆からも電伝虫がなりやまなかった
そして数日後行われた隊長会議で《隊長一名と同伴の時のみ前線に立てる》という風に決まった
.
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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13番 - 猫般若さん» まぁまぁ､良いじゃないですかそう言う質問したって!…ちょうど俺も知りたかったし(笑) (2020年1月31日 0時) (
レス) id: a6f2a68fda (このIDを非表示/違反報告)
猫般若 - 星猫さん» あなた、マリーさんの作品にもそういうコメントしてましたね。何がしたいんですか？ (2020年1月29日 23時) (レス) id: 5f8abb8476 (このIDを非表示/違反報告)
サンカヨー(プロフ) - 星猫さん» 私が知ってるアニメ、ということですよね？それでしたらHQや僕アカなど週刊少年ジャンプ関係は見てます。今はそれぐらいしか頭に思い付きません…（汗）（質問の意味違いましたらすみません） (2020年1月13日 10時) (レス) id: bac22cb876 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 知ってるアニメは何ですか？ (2020年1月13日 10時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サンカヨー | 作成日時：2019年12月29日 0時
