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--「…信ちゃん？なぁ、さっきからなんか…変やない？」
村「あ、すまんすまん、聞いてへんかったわ、なんやって？」
--「そやからー！俺もAちゃんに会いたいっ！！」
すると村上さんに耳打ちされて…その言葉をそのまま声に出す。
あ「…わ、私も会いたいです…？」
--「…」
--「へっ？」
--「はぁっ！？ちょ！！信ちゃん！！！え！Aさぁんっ！？」
あ「あれ、もうA“ちゃん”って呼んでくれないんですか？」
--「あぁぁぁぁぁあ！！ちゃうやん！！ちゃうやんかぁ！！」
もう丸山さんの荒れようが凄くて、村上さんと二人でお腹抱えて笑った。
やっぱり好きだなぁ。
丸「その節は…」
あ「(笑)」
あれから数日後、
無事に村上さんのおかげでメンタル面もすっかり回復し、通常通りお店で働いていた。
お客さんもまばらになった頃、いつも通りお店でカップを磨いていると、
数週間前に会った時より髪が伸びた丸山さんがドアから顔を覗かせた。
丸「ほんまに…ごめんなぁ…」
あ「いえ、私は全然気にしてないので」
丸「それはそれでちょっと…」
あ「ん？」
丸「あっ、いや、なんでもないです…」
カウンターの端っこのいつもの席に腰かけて、
伏し目がちにコーヒーを啜る彼はなんとも色っぽい。
あ「今日はご飯食べていかないんですか？」
もう夜なのに、コーヒー一杯だけを頼んだ丸山さん。
いつもなら何か食べて行くのに…と思って聞いたら、何故かモジモジし始めた。
丸「あの…嫌やったら断ってくれて構わへんのやけど…」
あ「はい？」
丸「…ご飯行きません、か」
…ご、ごはん？
あ「はい、全然いいですけど…？」
丸「よ、良かったぁ…」
あ「…な、なんで今更そんな…？」
丸「…だって…あんな醜態晒したんやもん…嫌われたかと思って…」
あ、そうだった。
この人は結構気にしいで引きずるタイプの人でした。
あ「もう…気にしてないって言ってるじゃないですか(笑)」
丸「そうやけど〜(汗)」
でも…二人で改まってどこか外で食事なんて初めてかも。
いつもここで食べて行くか、私の家でだったから…。
そう考えると、ちょっと緊張してきた。
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もう両思いじゃねーかよ！！
早くくっつけよー！！
って思ってます？？
作者も同じこと思ってます(じゃあやれよ)
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作者名：あおきりん | 作成日時：2018年5月12日 15時
