お魚はどうしてすれ違う？ (ページ20)

今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:62,797 hit

酔っぱらい 3 ページ20

「モトキの好きな物……グミ？」
「でも俺らよく買ってあげるくね？」
「じゃあ別の物？」
「色々あるけど多分ほとんどあげたことあるぜ？」
「どうやって調べ……ダーマ！」
「嫌だよ。」
「まだ言ってねぇわw」
「いや、分かるし。聞いてこいだろ？」
「「おぉ、さすが。」」
「ふざけんな。」

なんて言ってたのに聞きに行く俺も俺だよな。

まぁ、アニメによくあるシーンだから分かっただけだけどw

「モトキ、お前好きな物ってある？」
「えぇ？何で？/////」
「ダーマぁ！もっきゅんは今俺としゃべってんにょ！/////じゃましないでよ！/////」
「吉田一回黙れ。で？あんの？」
「う～ん、グミ！/////」
「他。」
「じゃあね、シルク！/////」

…………………………え。

今、こいつ何つった？

まさか、シルクの事……。

あれ？なんだよこの感覚。

胸の奥を締め付けられるこの感覚…。

何でこんなにも苦しいんだよ。

モトキ、お前は俺にとって何なんだ？

俺はお前の事をどう思ってんだ？

分からねぇ。

でもこの答えをあいつらに言ってはいけない。

そんだけは珍しく働いた勘で理解できた。

そして、もう一度俺は言葉を発する。

「他。」
「え～……じゃあ、鳳凰の翼！/////」
「は？」
「もっきゅん流石！/////」
「何がだよ！……まぁいいか。サンキューな。」
「「うぃ～/////」」

…………鳳凰の翼。

よし、伝えるか。

俺は2人のいる部屋へ戻って、伝えた。

伝えている時も、俺の頭にはあの言葉が引っかかっていた。

“じゃあね、シルク！/////”

普通にショック受けた感じだわ。

「は？なんて？」
「だから、鳳凰の翼。」
「どこにあんだよ。」
「俺が知るか。酔っぱらってる時に聞くお前らが悪い。」
「鳳凰の翼……………。」
「どこにあるのか………。」
「なんかかぐや姫みたいだなwww」
「俺らが偽物用意するみたいじゃん。」
「確かにぽいけどもwww」

なんて会話をしているうちに、いつの間にか俺達は寝てしまっていた。