龍王 【川村壱馬】

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ひとみ「A朝イケメンのバイクに乗ってきたらしいじゃん」
ゆい「筋肉ムキムキで背高くてかっこよかったよ！！」
うたね「へー」
「そんなことより私彼氏出来たの！」
ほらね、私に興味ない。
うたね「見てみて！」
うたねは写真を取り出して私たちに見せた。
ゲッ、昨日のチャラ男じゃん。
うたね「昨日ナンパされて付き合うことになった❤」
ひとみ「おめでとう！」
ゆい「おめでとう！！」
私「お、おめでとう」

うたね「でね、彼氏が蛇狂乱に関わってる人らしくてね、昨日聞いちゃったんだけど」
「壱馬さんのバイクの後ろにうちの高校の黒髪の女の子が乗ってたらしいよ」

え？もうバレてる！？どうしよう。
黒髪とか言われちゃってるし！！
でもうちの学校は黒髪が多いからバレないよね…

ひとみ「壱馬さんに近づくとかいい度胸してんな」
ゆい「調子乗りすぎだろ」
そう言えばうたね達だいぶ前から壱馬くんファンだった。だから情報に疎い私でも壱馬くんのこと知ってたんだもん。
そんな事言われても…
好きで近づいたわけじゃないのに。


うたね「まあ私はもういるからさっ！」
ゆい「いいなー！うたは。」
ひとみ「ねえ、その仲間紹介してよ？」
ゆい「ええ！いいね！」
うたね「いいよ、聞いてみるね」
自慢げに話すうたねと嬉しそうにしてるゆいとひとみ。
うたね「Aにも紹介してあげようか？」
私「あ、私はいいや」
うたね「つまんな。」
ゆい「だから彼氏出来ないんだよー」
ひとみ「ちょっ笑わせないでよもう！」
うたね「そういえばね……」
私を馬鹿にした後また話をし始めた。
私はほぼ居ないような存在だしね。

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