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彼女からそんな言葉が出てくるだなんて。
眼鏡をかけてるし、スカートの丈も膝下。
とてもじゃないけど、そんなような子には見えない。
私「私はいいけどいいの…?」
「だって私が誘ったんだもん!」
そう言って私の手を掴み走り出した。
「日差しが気持ちいよ!」
ついた先は屋上。
私「屋上にはよくくるの?」
実はここ、基本立ち入り禁止。
「うん、1人になりたい時に。」
「そう言えば、名前は?」
私「A。佐野A」
名前を言った瞬間彼女は、驚いたように振り返って抱きついてきた。
「あなたがAちゃんなんだね!」
私「…どういうこと?」
「あれ?聞いてないの?」
そっかそっかと言いながら、下を向く彼女。
この輪郭、誰かに似てるんだよね…
私「あなたの名前は?」
「あれ、言ってなかったけ?」
「川村柚希!柚希って呼んでね!」
川村柚希…?
ってことは、もしかしてこの子が…
私「壱馬くんのお姉さん…?」
柚希「あれ?やっぱ聞いてたの?」
私「壱馬くんのお姉さんが東南高で同じ学年にいることは知ってたけど…」
柚希「そっかそっか。分かるわけないよね笑」
「私もAちゃんの顔知らなかったし」
私「Aでいいよ!」
柚希「ありがとう!」
「壱馬から話は聞いてたよ。何かあったら助けてやってって。」
何だか嬉しかった。
壱馬くんが私の事気にしてくれてるんだなって。
それと同時に昨日のあの事も思い出して、
1人でカーッと熱くなっていた。
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ハナ - おはようございます(*^^*) はじめまして。 いきなりすみません...。 物語読んでいて思ったのですが...。 物語の台詞の行間隔あけてはどうでしょうか? 行間隔が詰まっていると読みにくいので...。 いきなりこんなこと言ってしまいすみません...。 (2019年6月7日 10時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
ありやま(プロフ) - うちも壱馬のファンです (2019年5月9日 23時) (レス) id: 92b8c199af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あじょぬ | 作成日時:2019年5月2日 1時