年頃の男子たち４ ページ30
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爆、豪…?
切「あっ、おい!!」
ﾄﾞｽﾄﾞｽと地面を踏みならしながら須凪の所へ向かった爆豪。
『え…爆豪くん?』
爆「おい、あかぎれ女。これ持てや。」
『はい?』
爆豪が差し出したのは紙袋。
「ちょっと、君……爆豪くん。須凪さんは今、僕と話しているんだ。」
おぉ。爆豪に初見で意見できるとは、なかなかの強者だ。
爆「あ? テメェと手ぇ繋ぐよかマシだろ」
「なっ…!! 僕たちは一緒に学校に行くんだ!! だよね、A?!」
『え、A?……あ…えっと…』
須凪ぃ!!! 何故そこで否定できない!!
爆「……コイツがテメェと学校行くなんて、いつ言った」
いつもより少し低い爆豪の声にキザ野郎が怯むのが分かった。
爆豪…?
爆「テメェはコイツの性格を良いように利用してるだけだろうが」
爆「おい、あかぎれ。テメェもテメェだ。自分の気持ちぐらいはっきり言え。」
『え…。……ご、ごめん……昨日も言ったけど…やっぱり付きあえない。』
「でも、一緒にいたら!!好きになるかも知れないじゃないか…!!」
『……ごめん…!!』
その言葉にキザ野郎はすっかり気が変わったみたいで
「分かったよ…」
一人で学校へ向かっていった。
『…………爆豪くん、マジでメシア!!』
爆「あぁ?!! テメェがオドオドしてんのがイラついただけだわ!!」
俺は爆豪の男らしさに感動した…!!
急いで二人の所に向かおうとすると、
麗「待って」
麗日のストップがかかった。
爆「テｯメェ!!手間かけさせんじゃねぇよ!!!」
『うわぁｯ!! ごめんって!!』
感謝された爆豪の頬が、微かに赤らんでいる。
ん? これは……そういうことか?
チラリと麗日に目を向けると、静かに頷かれた。
『マジか、爆豪。』
そういや、最近須凪の話題を出すとなんかキレてたな……
『……まぁ、ありがとね。爆豪くん。』
爆「ﾁｯ」
『ホントに助かった!!ありがとう!!!』
爆「ｯ…うっせぇ!!!デケェ声出してんじゃねぇ!!」
笑顔のお手本のような顔で須凪が笑った。
芦「爆豪が照れた……」
そうだったんだな、爆豪。
須凪とは中学の時から一緒だ。
何か力になれることがあるだろう。
切「全力で応援するぜ……爆豪…!!」
この時、一人の男子高校生が決意を固めたのであった。
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花帆 - 完結お疲れ様です！面白くて一気に読ませて頂きました(o>ω<o) 照れ豪くんかわいい(*´ω｀*) おまけも読めてうれしかったです♪ (2019年3月5日 4時) (
レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
風鈴(プロフ) - ああああああ!!完結！しちゃったんですね!!お疲れ様でした!!もうちょっとイチャラブ見たかったななんて((お疲れ様でした！！（2回目） (2018年11月15日 0時) (レス) id: 979ef89926 (このIDを非表示/違反報告)
ミモ(プロフ) - 完結おめでとうございます!!はぁ〜。かっちゃんといられた日々は幸せだったﾟ+｡(*′∇｀)｡+ﾟ(小説内で) (2018年11月14日 21時) (携帯から) (レス) id: 0c3426b0a6 (このIDを非表示/違反報告)
晴香(プロフ) - 絢音さん» コメントありがとうございます!! 嬉しいお言葉のおかげで、筋肉痛が治りそうです(笑)これからもよろしくお願いします (2018年11月6日 14時) (レス) id: 2ec071933c (このIDを非表示/違反報告)
絢音 - この小説めっちゃ好きなので、更新頑張ってください！いつも楽しみにしてます！ (2018年11月3日 21時) (レス) id: aa6be1e3d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：晴香 | 作成日時：2018年10月6日 18時
