3:何処でも人間は醜い ページ4
『さてと、決意したのは良いけれど何からすべきかしら。』
(お金とかは持ってないでしょー、どうせ。)
『当たり前じゃない、戦場に金なんて持っていても意味なんて無いじゃない。』
はぁ、と私は重々しいため息をつく。
次の瞬間、私の鬼の聴覚が発砲音、そして人間の悲鳴をとらえた。
『………いってみましょうか。』
行動を起こさないよりはましだと、私は聴こえてきた方向に脚を進める。
すると、其所には黒服を身にまとった男たちと襤褸を着た男。
そして、高級そうな帽子をかぶって、暮人兄さんのように冷たい目をした男が(背が低い)
「やめてくれっ!!殺さないでくれ!!」
襤褸の男は必死に懇願する。
何となく可哀想になった私は、恩を売るのもありだと駆け出した。
男に降り注ぐ銃弾の雨。
私は抜き出した刀剣でそれを全て弾いて、男に目で合図する。
逃げて、と訴えると、男は震えながらに頷いて闇夜に消えていった。
「おい手前、ポートマフィアの邪魔をする気か?」
帽子の男は、私の行為に驚きもせず私に鋭利なナイフを向けてくる。
『さて、ポートマフィアと言うものが何かは解らないけれど、貴殿方が無意味な行為をじゃましてしまったのなら謝礼をするわ。』
「そうか、なら死ね。」
男は一瞬のうちに消えると、私に蹴りをいれようとしてくる。
私はそれを軽くかわしてから、クスリと笑みを浮かべて鬼の宿った武器を地面にさした。
黒い霧が、周囲の地面を割って這うように出てくると、黒服はバタバタ倒れる。
あぁ、弱いなぁ
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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大吉 - 更新停止したのですか!?続きが気になります!頑張って下さい! (2017年11月5日 8時) (レス) id: 565b1876f3 (このIDを非表示/違反報告)
おくら - 更新してー (2017年10月22日 18時) (レス) id: 99ef6e2ea3 (このIDを非表示/違反報告)
冬咲密(プロフ) - 新作ですか!!ヾ(●´∇`●)ノ 更新頑張って下さい!!(*^ω^*) (2017年5月14日 22時) (レス) id: 4e855f9e21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アリス | 作者ホームページ:https://jp.pinterest.com/meru0626/
作成日時:2017年5月14日 22時