バレンタイン!マリーちゃんのチョコレート! ページ7
『姐さーん、いる?』
2月13日。
明日にバレンタインを控えた女子達は、バタバタと騒がしくなる。
それは、殺伐としたポートマフィアでも変わりは無いのだ!
「おや、マリーか。その様子では明日のバレンタインの事かの?」
『うん。姐さんは誰かに渡すの?』
「わっちは作らんよ。どちらかと云うと、この次期になればそちの様に訪ねてくる女子達の世話のほうが大変なんじゃ。」
口元に着物を当てて、小さく笑った尾崎はマリーを座らせる。
「そて、そなたは何故ここに?」
『あのね、皆にチョコレートを渡したいの。
ここに来てからは任務で二年とも渡せなかったから!でも、何を作れば良いのか分かんなくて.....』
「ほっほっほ。そうじゃなぁ、ガトーショコラやマカロン等はどうじゃ?」
『マカロン....!』
目をキラキラさせたマリーの頭を、ぽんぽんと撫でた尾崎。
マリーは勢い善く立ち上がると、部屋から駆け出ていった。
しかし、直ぐにひょいっとドアから顔を出す。
『ありがとー!姐さん!』
それからバタバタと勢い善く走っていったマリー。
尾崎は、しばらく放心したあと、クスリと一人で笑みを溢していた。
それからは、チョコレートを買いに行って直ぐに作り始めた。
現代の便利道具を使い、ネット検索をして手早く作っていく。
『....出来た!』
完成したガトーショコラ、マカロンは可愛らしいラッピングに包まれており、一人ずつの名前のカードが入っている。
『ふふ、明日が楽しみだなぁ....』
マリーは緩む口角をそのままに、報告書を書きながら眠ってしまった。
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リア - はやく続きが見たいです!更新お願いしますm(__)m (2018年4月1日 13時) (レス) id: bcb8081e65 (このIDを非表示/違反報告)
みろろ♪くろろ♪ - 終わりですかっ?せっかく良いところなのに、、? (2018年1月11日 22時) (レス) id: e149b1ac55 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - これで終わりなんですか!? (2017年9月11日 9時) (レス) id: 01a2bf4134 (このIDを非表示/違反報告)
鈴音 - おー!ついにセトが出てきましたかー。波乱の予・感☆更新待ってまーす! (2017年4月7日 22時) (レス) id: 6d7d2c965e (このIDを非表示/違反報告)
狼 - 面白い!!続けて下さい!! (2017年4月7日 17時) (レス) id: abc1e7d64e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アリス | 作者ホームページ:https://jp.pinterest.com/meru0626/
作成日時:2017年2月8日 18時