蛇が四匹 ページ5
「これはまた....モノガタリが歪み始めやがったなぁ。」
真っ黒な、何も無い世界。
其所で、一匹の黒い蛇が呟いた。
「前のループで"焼き付ける"と"かける"が何かを改竄しやがったな。くくっ、何時もの弱虫な女王様が、人を殺す道に歩み始めるとはねぇ。
それはそれで、面白い、か。
そうは思いませんか?主?」
黒い蛇が振り返った其処には、赤い瞳に殺意を宿した一人の少女。
黄色いなにかで拘束された彼女は、自嘲気味に口角を吊り上げる。
「何が面白いだ。マリーが関わったのは、今までの小娘たちでは無い。異能の力を持つ、異端の人間たちだ。彼等のモノガタリにまで関わる事になるいじょう、貴様の思う通りには物事を進められんぞ。」
「ご心配なく、主?
少年少女と引き合わせれば良いだけの話ですからね。そう簡単には諦めませんから。」
蛇はくくっと笑うと、その赤い瞳に幾つものループを写す。
繰り返し続けていたあの夏の日の記憶。
そして、新しく始まったモノガタリの登場人物になる、双つの黒。
「さぁ、今度はどんな悲鳴をあげてくれるのかな?憐れな女王様.....?」
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リア - はやく続きが見たいです!更新お願いしますm(__)m (2018年4月1日 13時) (レス) id: bcb8081e65 (このIDを非表示/違反報告)
みろろ♪くろろ♪ - 終わりですかっ?せっかく良いところなのに、、? (2018年1月11日 22時) (レス) id: e149b1ac55 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - これで終わりなんですか!? (2017年9月11日 9時) (レス) id: 01a2bf4134 (このIDを非表示/違反報告)
鈴音 - おー!ついにセトが出てきましたかー。波乱の予・感☆更新待ってまーす! (2017年4月7日 22時) (レス) id: 6d7d2c965e (このIDを非表示/違反報告)
狼 - 面白い!!続けて下さい!! (2017年4月7日 17時) (レス) id: abc1e7d64e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アリス | 作者ホームページ:https://jp.pinterest.com/meru0626/
作成日時:2017年2月8日 18時