マリーを拾ったのはセト君ではなくポートマフィアでした《文スト×カゲプロ》

蛇が一匹 ページ2

｢太宰君、中也くん、君達に頼みたい事があるのだけれど良いかい？｣



某日。



首領に成ったばかりの森に呼び出された双黒の二人は、顔をしかめた。
　




｢いやぁ、先日買い取った山にね、一人の少女が住んでいるらしいんだよ。
それも、目を合わせた相手を石にするとか.....。
彼女を手に入れればポートマフィアの戦力にもなる。
連れてきてはくれないかな？
少々手荒になっても構わない。｣

　





｢｢.....御意｣｣







首領室から出た二人は、それはもう盛大にため息をついた。





｢ッたく、何で手前なんかと任務行かなくちゃいけねェんだよ！｣





｢それについては全くの同意だね。
....目を合わせた相手を石にすれ、ね。
随分とやばそうな異能力だ。仕事はさっさと終わらせるに限る。
ほら行くよ中也。｣




｢ぁあ！？待ちやがれクソ太宰！！｣









｢今日は随分と動物達が騒がしいなぁ.....。
何かが、起こりそうな予感...｣





少女は手に持った本をパタリと閉じると、凛とした高い声で呟いた。




そのフラグが盛大に回収されるのは、それから僅か二時間後。

蛇が二匹→←設定

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す