愛されて過ぎて堪忍袋の緒切れそうです《そらる》《まふまふ》 (ページ4)

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切れそうです３ページ4

『ねえ！いい加減に離れてクソ真冬！』

「それ以上嫌がったら、口塞ぐよ？勿論、僕の口で」

真冬はそう言って、私を強引に自分の方に向けると顔を近づけてくる。

私は全力で首を横に振るが、呆気なく唇は奪われてしまった。

『っん…………やめっ………』

「下手くそ」

舐めるような、本気じゃないと分かる手加減された値踏みのようなキス。

しかし、真冬の大きな瞳にはしっかりと獣のような色が。

「ねぇ、このままベットで一緒にランデブーしようよ？最高に気持ちよくしてあげるよ？」

『全力で遠慮させていただきたい！！！』

叫びながら、私が真冬の腕から逃れようとしているとなんの断りもなく、玄関が開かれた。

近寄ってくる足音。
それに、真冬は舌打ちをして、私は見られたらヤバいと冷や汗を垂らす。

「………おいまふ、何してんだよ」

「あっれぇー？彼方さんじゃないですかァ……僕と幼馴染に何か御用でー？」

これ、私死んだ((