切れそうです 1 ページ2
朝。
人によっては清々しく、人によっては朝の訪れを拒む人もいるだろう
しかし、私にとっては毎日朝昼晩地獄なのだ
「おはよ、A!」
『………ちゃっかり人の部屋に不本侵入してんじゃねぇよクソ真冬』
ムクリと起きれば、そこには「だってここ僕の家だもん」と大きな瞳をにこやかに細める幼馴染(クソ)
『………朝からお前の顔見るとか最悪、吐いていい?』
「僕は朝からAの顔見れて幸せだからチューしていい?」
話が噛み合ってねぇんだよ!
私は寝癖ついてる髪の毛を乱暴に降って、真冬の顔面に当てる。
痛いよね、髪の毛長い人のポニーアタック((
「い"っだ!!………あ、でもAの髪の毛いい匂いする………」
『キッモ!!!』
「僕と同じシャンプー使ってるもんね、やった、Aが僕のものになったみたい」
『黙れ次話したらお前の喉潰すぞ』
「待ってそれシャレにならない」
私は着替えようとするが、真冬が動く気配がない。
『………真冬、出てって』
「やだ。Aの下着見たいもん。いっそのことこのまま襲っても………」
『……真冬の声帯は明日には亡くなってるんだろね、ご苦労さま』
「チッ………分かった」
おい、今舌打ちしたなこんにゃろ
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作者名:アリス | 作者ホームページ:https://jp.pinterest.com/meru0626/
作成日時:2017年12月5日 20時