【リボーン】異世界の傍観者来る！ [書き直し] (ページ21)

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十九話　獄寺強化プログラムページ21

休みの日はふらふらと町を徘徊する。

　

すると見つけてしまった。

　

黄昏る獄寺

　

ここからどうしようかとたい焼き片手に悩む。

どうせ話しかけても突っぱねられるだけだから、とりあえず話しかけるか。

クラスメイトに話しかけることはごく自然なことだよね。

　

「こんにちは、獄寺君。何してんの？」

「あ？・・・てめぇには関係ねーだろ」

「今日はツ・・・・沢田君とは一緒じゃないんだ」

　

あぶねぇ、ツナって言いそうになった。

私の言葉に少しだけ動揺したらしく、うるせぇとだけ言って黙ってしまう。

「いいの？」

「俺がいなくても山本がいる」

「だから獄寺君がいなくなっていいってわけじゃ」

「黙れ・・・」

　

うん、ネガティブだ。

とりあえず私の話を聞いてもらおう。

「はい、これ食べて」

そう言ってたい焼きを獄寺の口にねじ込む。

何するんだって顔をしていたが、見なかったことにしよう。

「いい？山本君がいてもいなくても沢田くんの友達の獄寺隼人は一人だよ。

　誰がなんて言おうと君の代わりになる人なんかいないんだよ」

たぶん

　

「もしも誰かにバカにされたのなら

　

　見返せるほど優秀になって認めさせろ」

　

たい焼きが口の中から消えたらしく、喋りだそうと口を開けた格好で固まっている。

君もほんとイケメンだよね。

「以上です。何か反論は？」

「・・・・」

「無言ってことはないってことだよね。じゃあ」

公園を去ろうとした私の手を彼はつかんだ。

驚いて振り返ると顔を上げていたことにも驚いた。

　

「まあ・・・・ありがとな」

　

　

　

おお、かわいいところあるじゃねーの。

「ケータイ貸して」

「は？んでだよ」

「いいから貸せよ」

獄寺からケータイをぶんどって自分の番号を登録した。

困惑した顔つきで受け取る。

「なんかあったらいつでもどうぞ」

「・・・お、おう」

「と、いうわけで私のことは名前で呼んでね」

「どういうわけだよ。てか、名前しらねーし」

　

　

お、おう

ごめんね、自己紹介しなくて

てか、知らない人に話しかけられて怖かったでしょう

　

　

「綾崎A、これからよろしくー」

「・・・おう」

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

「じゃあね、隼人」

　

　

　

　

　

　

　

　

じゃあな

　

　

　

　

　

A

　

　

　