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▶彰吾
山《倉山PB員が皆森2丁目付近で一課長を発見。一課長はマル被を捕まえようとして右大腿部を撃たれたものの、命に別状なし》
彰「現場に向かう」
小《現在、救急車を要請。一分で到着》
緒《なお片桐優斗と樋口巡査部長は所在不明です》
E1、E3共に現着し、運ばれる一課長に駆け寄る。
重「ちょっとまってくれ」
「すまない樋口。俺の直ぐ側にいた真の内通者が…俺がもっと早く気づいていれば、石川が撃たれることも、彼女が連れて行かれることも…、俺は俺が許せない」
彰「泣き言いってる場合か。いま俺たちができることはなんだ。早く直して戻ってこい」
重「…言われなくてもそのつもりだ。気をつけろ樋口、死ぬなよ」
そう言って、一課長は運ばれていった。
彰「出動班、司令室。聞いてくれ。今まで俺達の手で踊らされ、散々久遠京介の手のひらで踊らされてきた」
「ここからは、俺達がやつを追い詰める番だ！俺たちで奴を捕まえるんだ！」
「はいっ」
彰「決着を着ける。久遠京介と」
ECUに戻り、久遠について調べた。
▶A
再び拘束され、車を乗り換えて片桐が運転をし、助手席に乗せられる。
『片桐さん、なんで久遠京介に協力してるんですか？』
片「…」
『…』
片「あの人が、親父を殺した」
『…それだったら、普通恨みませんか』
片「俺が恨んでたのは親父の方だ。あいつは、母さんに日常的に暴力を振るっていたんだ」
『…』
『それだけで』とは言えない。彼はそれほど母親を思っていた。
平和な家庭だった私には何も言えない。
その時、片桐のタブレットが鳴り、片桐は電話を掛けた。
片「…！」
「サイトに侵入者が…、ECUの緒方が自宅から管理者としてログインしています！二重のロックのひとつを破られました」
『緒方さん、』
話の感じだと、相手は久遠だろうか…
何のサイトかわからないけど、緒方さんなら二重ロックの2つ目もすぐに破るだろう。
電話を切ると車を走らせ向かったのは、緒方さんの自宅。
片桐が運転席から降りると、助手席に周り引きずるように降ろされた。
『…なにするんですか』
片「…」
片桐は黙ったままエレベーターに乗り込み緒方さんの部屋へ足を踏み入れた。
デスクにはひとり舞い上がってる様子の緒方さん。
『っ、緒方さん！』
ヘッドホンをしてるのか聞こえていないようだ。
『緒方さん！』
緒「？」
やっと振り返った彼は、片桐に殴られた。
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くうふく(プロフ) - アルク_Allcさん» 最後まで読んでいただきありがとうございました！ (2021年10月17日 23時) (
レス) id: 550f2fa7dd (このIDを非表示/違反報告)
アルク_Allc(プロフ) - めっちゃ面白かったです…！！！読んでてとてもハラハラしました…お疲れ様でした！！ (2021年10月17日 22時) (レス) @page26 id: ebd1494a69 (このIDを非表示/違反報告)
なごみ(プロフ) - くうふくさん» 楽しみにしてます！ (2021年10月17日 21時) (レス) @page23 id: c0f0569f89 (このIDを非表示/違反報告)
くうふく(プロフ) - なごみさん» ありがとうございます！もうすぐこちらも完結です。最後までお楽しみください＾＾ (2021年10月17日 20時) (レス) id: 550f2fa7dd (このIDを非表示/違反報告)
なごみ(プロフ) - 最初から読んでるんですが、凄く面白いです。続きを読むたびに、続きが気になってしょうがないです。これからも応援してます。 (2021年10月17日 19時) (レス) @page23 id: c0f0569f89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くうふく | 作成日時：2021年10月8日 1時
