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自宅にてぼんやりとひとり晩酌。
夜11時前、自宅のチャイムが鳴り出てみると彰にぃだった。
『あれ。大樹のとこじゃなかったの』
彰「あぁ、ちょっと寄ってきた」
『珍しいね。彰にぃが家来るの』
彰「聞きたいことがあってな」
『なんか食べる？簡単なものなら作るよ』
彰「あぁ、…。繭子さんは」
『今日は遅いって』
適当に家にあるもので夜食を作る。
『飲む？』
彰「ん、じゃあ」
彰にぃもビールを開け隣に座る。
彰「なんかあったのか」
『…え？』
彰「普段飲まないくせに」
『…』
彰「生まれたときからずっと面倒見てきたんだ。わかるよ」
『…なんか、色々考えちゃって』
彰「…」
『警察むいてないのかな』
彰「なんでだ」
『最初は、お父さんたちの事件を解決するのが目的でなったけど、色んな人助けてくうちに、ちゃんとやりがいも感じてた』
『でも、直ぐ側にいた犯人に気づかなかったり、近くにいる人を見捨てようとしたり、犯人に拉致されたり…周りに迷惑かけて、こんなんで警察って言えるのかな』
彰「…俺は向いてると思うぞ」
『…』
彰「そういうこともある。でもお前は自分を犠牲にしても、身代わりになってでもちゃんと被害者を守り通す。仲間を信じる。芯が強い。」
「だから周りもお前を全力で助けるし、守ろうとするんだよ」
『…』
彰「どんな警官になるかは人それぞれだ。お前はお前のままでいい」
『…ありがとう』
『そういえば、聞きたいことって？』
彰「…透のことだ」
『透くん？』
彰「最近様子がおかしいと思ってな」
『私も、気になってる』
彰「何か聞いてないか？」
『ううん』
彰「…」
橘「塚田の解剖所見です」
彰「使った薬も火傷の痕も重藤と同じか」
橘「犯人には殺しのルールがあります」
透「それに、内通者」
彰「白塗り野郎はまた事件を起こす」
緒「おっと！夜勤明けからのデート！？」
出社してきた緒方さんが先程退社した小松さんを見つけたらしい。
緒「でもって高級車からのイケメン…からの、頭ポンポン…はぁ、、」
「でも僕には、まだAちゃんがいる！」
『…』
緒「ねっ」
透「…」
彰「…行くぞ」
『はい』
緒「え、えぇ、、」
緒方さんをスルーして待機所に戻る。
しばらく事務作業をしていたら、無線がなった。
橘《CHORD0、警察官傷害事件発生。マルヒは自称、前園俊哉。マルガイはECUの小松千里巡査部長》
無線を持って出動班も出た。
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作者名：くうふく | 作成日時：2021年10月1日 21時
