3-5 ページ15
▶
外階段に出た時、ちょうど島田さんと足立さんに塚田が連れて行かれるところだった。
塚「一体僕がなにをした？」
島「何いってんだお前」
彰「俺が連れてく。先行ってくれ」
島「でも」
足「樋口さんが言ってんだ。先行くぞ」
彰「Aを頼んだ」
『…』
やりすぎなきゃいいけど…。
足立さんたちについていき、下に降りたとき、階段の方からガンッと音がした。
見ると、塚田がひとつ下の踊場に転がっていた。
『…』
彰「児童及び警察官連れ去り、監_禁。強制わいせつ致傷」
私含め、E3の4人も見て見ぬ振り。
足「あ、Aちゃんこれ」
『あ。ありがとうございます』
足立さんから無線とスマホを受け取る。
そして再び階段を転げ落ちる塚田。
彰「建造物侵入、器物損壊、公務執行妨害。簡単に出られると思うな」
塚「っ…」
彰「ひとつ聞きたい。お前は大人の女性が苦手なんじゃないのか？なんでAまで連れ去った」
塚「ふふ、あの子は特別だから」
『…』
透「兄貴！」
透くんの持ってきた箱にははなまるが書かれていた。
塚田はE3に連れて行かれた。
彰「塚田は白塗り野郎と繋がっている。花丸が書かれた箱を隠そうとした」
「もう一度やつの自宅に向かう。取り調べを行う」
車に乗って塚田の家に向かった。
緒《こちら緒方。塚田の過去を洗い直しましたが、何もありませんね》
透「白塗り野郎との接点、なにも見つかりません」
彰「塚田は去り際こっちの動きを気にしていた。必ずなにかある」
「…透、A」
透「…ガソリンスタンドのレシート？」
『7月10日…、スタンドの防犯カメラに何か写ってるかも』
クローゼットの塚田の服からガソリンスタンドのレシートが出てきた。
すぐにそのガソリンスタンドに向かい防犯カメラを見せてもらった。
映像には、塚田が運転する助手席に大樹の姿。
そしてその後ろにはまた別の誰かがいた。
彰「あの野郎！」
透「兄貴！」
「この映像、任意提出してください！」
「わかりました」
彰にぃはひとり車に乗って行ってしまった。
急いで室長に電話する。
『彰にぃが怒って署に向かいました！』
橘《どういうことですか？》
『塚田が運転してた車に大樹が乗ってた事がわかって、、映像送るんで塚田に聴取お願いします！』
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 96人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：くうふく | 作成日時：2021年10月1日 21時
