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▶
『石川さんが…』
樋「透！死ぬなっ」
呼びかけても反応がない。
その時、背後からガチャっと音がした。
『彰にぃ！』
樋「！」
彰にぃが庇い、撃たれた弾は壁にあたった。
樋「隠れてろ！」
『…』
樋「このクソッタレがぁ！」
彰にぃが応戦し、私は石川さんを引きずり物陰に隠れた。
雫「ははっ、その顔が見たかった。樋口彰吾」
「ここがあなたの墓場です。樋口彰吾」
樋「っ…室長、透が重症だ！すぐに救急車を。Aもいた、怪我をしてるようだが意識はある」
「俺はやつと決着を着ける」
互いの銃が何発か放たれた。
樋「ここで路上生活者を殺してたのか」
「それで気づかれそうになって、うちのやつを…兄貴まで」
雫「調子に乗るからだ。嗅ぎ回ったのが悪い」
「それに…真実を消したのはあなたが可愛がっていた弟分ですよ」
『…』
石川さんを抱きながらふたりの対話に耳を傾ける。
樋「ぶち殺してやる！」
再び銃声が数発なる。
スプリンクラーが作動し、彰にぃが本郷に掴みかかった。
ショットガンを奪い投げ捨てるが、彰にぃの拳銃も床に転がった。
『…』
樋「お前はもう終わりだ！」
雫「それがどうしたっ」
「終わりはいつか訪れる。大事なのはどう終わらせるかだ！」
しばらく、殴り合う音とふたりのうめき声ばかりが聞こえた。
そして、再びショットガンの銃声。
『っ…』
目の前に転がった彰にぃの拳銃を手に取る。
彰にぃが蹴り飛ばされ、本郷が彰にぃに銃口を向けた時
間に立って本郷の肩を撃ち抜いた。
樋「！」
雫「あぁ…」
『…』
▶彰吾
Aは本郷の前に立ち、銃を構える。
直後、強行班らが駆け込んできた。
足「動くな！」
佐「手を上げろ！」
『…』
本郷は手を上げるが、Aは銃を構えたまま。
足「Aちゃん、銃をおろしてっ」
『…』
足立が呼びかけるも、引き金に指をかけたまま聞こうとしない。
足「終わったんだ！銃を下ろして！」
樋「…」
橘《班長！樋口巡査長の呼吸が落ち着いてます。彼女、本気で本郷を撃つ気ですっ、とめてください！》
樋「…A、」
『…』
雫「…そういう顔で殺すんですね、いい
『…』
グッとAの指に力が入る。
樋「A！！」
「Aちゃん！」
『…』
雫「ははっ」
『…っ』
ﾊﾟｧﾝ...
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くうふく(プロフ) - こゆきさん» ありがとうございます！�兇發爾劼�楽しみください！ (2021年9月30日 22時) (
レス) id: 550f2fa7dd (このIDを非表示/違反報告)
こゆき(プロフ) - 完結おめでとうございます！そしてお疲れ様でした！とっても面白かったです！ (2021年9月30日 21時) (レス) @page17 id: 8e0525086d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くうふく | 作成日時：2021年9月29日 12時
