三十三話 ページ34
つまり、太宰くんはそれを否定できないから言わなかったと。
自分も甘えている自覚があるから言い返せないと。
少し恥ずかしそうにしている太宰くんは今日も安定の破壊力だった。
私はよしよしと頭を撫で、中也くんの方に向きなおる。
とりあえず、中也くんに状況を説明しようと口を開くと
今日で二度目の中也くんのため息が聞こえた。
「ンだよ、コソコソと話してると思ったら……俺は人の人間関係にいちいち首を突っ込んだりしねェよ。」
そんなことに興味はねぇ、と言いながら腕を組む中也くん。
真逆、聞こえてたパティーン……?
私がこのことについてはふれない?と聞くと中也くんはあぁ、と頷いてくれた。
本当に?と言うと、嘘はつかねぇよと返された。
私は隣に目を向けると、少し目を開いてから安心したように、嬉しそうに微笑む太宰くんが見えた。
きっとこの時
私と中也くんだけでなく太宰くんと中也くんの距離も縮んだのかなと今では思う。
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霊叶 - 兄が可愛すぎーるー!!!!(全国の太宰さんファンの皆さんすいません!) (2020年9月12日 19時) (レス) id: 8303b36a69 (このIDを非表示/違反報告)
cherryblossom(プロフ) - ソルトさん» マジです!?あらやだ、あなた様が泣いたら私も泣くんですよ!?嬉しすぎて泣くんですよ!?楽しんで読んで頂きありがとうございます神ですか← (2020年2月5日 0時) (レス) id: c8dc778fe7 (このIDを非表示/違反報告)
ソルト - マジで文才分けて下さい! 神様! 太宰さん怪我した時 泣きましたよ?!?!マジ神!! (2020年2月4日 22時) (レス) id: 2ea42c4323 (このIDを非表示/違反報告)
cherryblossom(プロフ) - ソルトさん» コメントありがとうございます!!神ですか?←そんな…、嬉しすぎてハゲちゃいます!!←← (2020年2月4日 22時) (レス) id: c8dc778fe7 (このIDを非表示/違反報告)
ソルト - マジで、神!! 太宰さん可愛いすぎ、、!!本当に有り難うございます! (2020年2月4日 22時) (レス) id: 2ea42c4323 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Cherry Blossoms | 作成日時:2019年4月7日 3時