XV ページ17
次の日になった。
更紗は一日中部屋に籠り、ブランド発表のためのコーデを完成させていた。
昨晩らぁらにヒントを貰い、それを元にアクセントを加えた。
更紗「間に合った…」
今までにない達成感を感じていた。
伸びをして一日ぶりにリビングへ向かった。しかしリビングは真っ暗だった
更紗「あれ?みんな出かけてるのかな?」
電気を付けようと明かりのある場所へ行こうとするとふと明かりが付き始めた。
すると…
『ハッピーバースデー!!』
クラッカーが鳴り響いた。更紗の目の前にはクラッカーを持ったらぁら達がいた
らぁら「更紗さん、お誕生日おめでとうございます!」
更紗「誕生日…そっか、今日私の」
真昼「発表まで時間ありますし、先にパーティーしようと皆で準備してたんです」
テーブルにはお菓子やケーキ、美味しそうな料理が沢山並んでいた
ハル「どうかな?あたしと絵里もちょっとは料理頑張ったんだよ」
絵里「改めて更紗ちゃんの大切さがしみたよ…」
みんなの楽しそうな会話はいつの間にか発表を緊張していた更紗の心を解していた。
そして更紗はいつも通りのまま発表に挑むことが出来た。
*
場所は変わってプリパラ内にある会場。更紗は1番前に座り、目の前には沢山のカメラがあった。インタビューをするのはめが兄。
更紗は黒いローブのようなものを纏っていた
めが兄「それではこれより新ブランドの記者会見を始めたいと思います。デザイナーである更紗さんにお話を伺います」
更紗「はい。私は昔からおとぎ話や星座に惑星…可愛いものや神秘的なものに惹かれていました。そんな私の願いが今日叶うことになります」
更紗の合図で後ろにあったスクリーンにはブランド名が表示された。
更紗「その名もDreamy Crown。夢見る女の子のためのブランドとしてこれから活動していきます。その第1歩としてできたコーデはこれです」
更紗は羽織っていたローブを脱いだ。中には昨日から作っていたコーデ。
更紗「白鳥の湖、オデットをイメージして作りました。アクセントとしては肩にかけている赤いリボン…友達の意見を参考にして作ることが出来ました」
そのリボンはらぁらからの意見だった。
らぁら「更紗さん…」
らぁらは自分の意見を使ってくれたことが嬉しかった。そのあとに更紗のブランドのお披露目ライブが開かれた。
可愛いけど凛々しいこのブランドはこのライブを機に女の子に人気となり、このライブは白鳥の湖のようだと話題にもなっていた
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ミク - 面白いです!頑張ってください (2019年9月20日 20時) (レス) id: a22dd64f6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白兎@ロップ | 作成日時:2019年9月16日 21時