XIII ページ15
更紗「というわけで部屋籠もりをしようと思います…」
ハ、絵、真「………え?」
今から10分前に遡る…
いつも通り更紗達最優秀生徒もとい、ハルが長いからと言って新しく命名した《S4》は庭にて放課後のお茶会をしていた。
普段から真面目で劇組のことばかりでお茶会に参加しない絵里と、紅茶が苦手なハルも更紗に呼び出されたために席に座っていた。
いつも一緒にお茶会をしている真昼も呼び出しの内容は聞かされてはいなかった。
絵里「それで…どうしたの?呼び出して」
更紗「あのね、前々から話してるんだけど…自分のブランドを作りたいって」
ハル「あー言ってたね。それがどうしたの?もしかして正式発表!?」
更紗「まだだよ…でも正式発表はするよ。でもその発表の時にいくつかコーデが出来てないと行けないから」
現段階で考えているデザインを見せながら話を進めていく。
真昼「それと集まった理由に関係は?」
更紗「学園長には許可は貰ってるからみんなにも言うね…コーデを完成させるためにそれだけに集中したいの……」
そして今に至る。
更紗「何日かかるか分からないけど…月初め、5月1日には発表したいってめが兄さんには頼んでるからそれまでには…」
ハル「ちょっ…ちょっと待って…」
絵里「その間私達どうしたらいいの…料理とか全くできないし…」
真昼「いや…そこじゃないですよね?」
更紗「その辺は2人で頑張って!お願いっ……私これから買い物行ってそのまま籠るから……じゃっ」
紅茶を全て飲みきって更紗は3人を残してその場を後にした。
ハル「あああぁぁぁーーどーしてなのー!(泣)」
ドロシー「なんでこっち来るんだよー!鼻水付けんなっ!」
レオナ「ドロシー…リラックス」
みれぃ「それで、私達に何をして欲しいわけ?」
未だに信じられないハルはドロシーに泣きつき話にならない。
絵里も絵里で悩みすぎて1人で考え込んでいた。なので今ちゃんと話を聞けるのは真昼のみ。
真昼「まぁいま先輩達が頭抱えてる料理やらの家事事情もなんだけど…」
シオン「そういえばもうすぐだったな…更紗の誕生日」
らぁら「えっ…お祝いしないと!」
真昼「でも…ちょと難しそうなの。きっと先輩…自分の誕生日忘れてるだろうし…」
真昼の話を聞いて簡潔にまとめれば3人の割には時間が足りないと言うこと。
らぁら「かしこま!なら私達がお手伝いするよっ」
こうしてサプライズ計画が始まった。
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ミク - 面白いです!頑張ってください (2019年9月20日 20時) (レス) id: a22dd64f6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白兎@ロップ | 作成日時:2019年9月16日 21時