201戦 ページ7
オークション会場に到着した2人
幻影旅団が暴れたせいか警備の人もおらず、無事にオークションの品が保管されている場所が近い裏口から入ることに成功した
マチ
「すぐ終わらせないとクーナが面倒だから、緋の眼があったか先に確認してくる」
余計な時間を省くためにマチが先に行って確認をしてくると言ってその場を後にした
すぐに戻ってきたマチはシャルナークを連れてきていた
シャル
「聖王様の欲しがっていた緋の眼は確認できたよ。今コルトピがコピーしてるから、それが終わり次第渡せるよ」
アイディ
「ありがとう…無理言って旅団と一緒に行動して、お宝のひとつまで」
マチ
「元々団長とはそういう約束なんだろ？それにアタシらもアイディといれて楽しかったよ」
マチの言葉にシャルナークも頷く
不安もあった中で正義と悪が手を組み互いを理解し合えた、それだけでアイディは嬉しかった
聖王に関しても沢山教えてくれた幻影旅団には感謝しかなかった
＊
案内されてたどり着いたのは収納部屋。そこには団長以外の団員達が揃っており、総出で動いている状況だった
フィン
「つかいいのか？悪事を働いている現場目撃して」
アイディ
「今更売るようなことしないよ」
そんな話をしているアイディの目の前には、緋の眼があった
最後の眼だと思うと重みが違った
こうして緋の眼を見つめていると色んなことを思いだす。襲撃された時のこともあったが、アイディが緋の眼を手にした時に必ず言う言葉があった
おかえり______
＊
アイディ
「団長さんに一声かけなくて良かったのかな？」
マチ
「いいよ、何か用があれば団長から連絡するさ」
アイディとマチは緋の眼を回収してクーナへの連絡も終えた今、迎えがくるのを待っていた
オークション会場からはかなり離れた通りでおり、一通りも少ない所だった
アイディ
「マチともしばらくお別れだね」
マチ
「目的が達成されたんだ。今は休みな、連絡さえしてくれれば行くからさ」
この数ヶ月、マチとも長い間一緒にいた
恐らくクーナよりも長い間過ごしたためか別れることが寂しくなってきたアイディ
しかしいつでも連絡ができるんだからとも言われ前向きに考えることにした
イーディス
「アイディ様」
迎えにきたのはイーディスだった。マチと面識のあるイーディスは一礼をした
イーディスのもとに向かう前にアイディは最後にマチに抱きついた
マチもそれを嬉しそうに受け止めた
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作者名：白兎＠ロップ | 作成日時：2020年6月17日 23時
