【HUNTER×HUNTER】雷神少女5 (ページ6)

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200戦ページ6

時間が止まり再び進んだ、そう実感したときクーナの腕の中にいたのはいつものアイディ
元に戻ったという安心感で声を掛けて安否を確認しようとしたがアイディの体が小刻みに震えていることに気づいた

アイディ
「…わた…し…なにして…」

ミッシェル
「主様…」

ミッシェルもアイディに駆け寄り心配そうに見つめる。見たところアイディ自身は先程まであったことは断片的に覚えているようだった

別の位置にいたマチと合流し、クーナはアイディについて話し始めた

クーナ
「オークションには…連れていかない方がいいかもしれません。すぐにでも休ませないと」

マチ
「分かった。団長にはこっちから_____」

会話を止めるようにアイディはクーナの手を引っ張った。クーナの後ろにいるアイディは顔色は良くなってきていたが表情が暗かった

しかしこれだけは言いたかったのか閉じていた口をゆっくり開く

アイディ
「せめて…せめて…緋の眼だけでも、自分で…回収させて」

クーナ
「しかし…原因等も調べなくてはいけないので、早く情報をもらわないと動きようが」

ジブリール
「それは私が…マスターを守れなかった責任もあります」

クーナは悩む
アイディの自由を、オークションに行くことを許可していいのかを。するとクーナを肩を叩くマチ

マチ
「アイディは緋の眼を回収したらすぐに帰す、それまでの間はミッシェルとジブリールからの話だけでイツワの後を追う。責任はアタシがもつから…アイディに行かせてあげよ」

ここまでの話をマチにまとめてもらい改めて冷静さを取り戻したクーナはそれを了承した。クーナに無理を言ってしまったと思ったアイディは申し訳なさそうにしていた

クーナ
「…私は先に戻ります。回収したら連絡をください…迎えを出しますから」

と言ってクーナはその場から姿を消した。オークション会場に向かうために足を進める2人
アイディの隣を歩くマチは支えるようにアイディの背に手をあてていた

アイディがクーナのことを気にしているのは一目で分かった

マチ
「クーナもクーナなりに心配してんだよ。心配しすぎなだけ、色々あってつかれてるだけさ」

アイディ
「うん…帰ったらちゃんと話すよ。マチもごめんね…創世器使っててなんともなかった？」

マチ
「また他人の心配……まぁなんの問題もなかったよ。むしろ使いやすかった」

アイディ
「そう…ならよかった」