222戦 ページ28
クラピカからの了承を得て飛行船に乗ったアイディとヒソカ
クラピカとは別の飛行船で、中にはゴンとキルアそして人質交換のために来たパクノダのみ
ヒソカは1人トランプをして遊んでいる中、ゴンはアイディに声を掛けた
ゴン
「アイディ…なんで…」
アイディ
「…ゴン達には関係ない事」
ゴン
「関係あるよ！仲間何だから！！」
ゴンは立ち上がってアイディの言葉を否定した。ゴンの隣に座るキルアは観察するようにアイディを見ているだけで声を掛けたりなどはしない
アイディ
「これは私の問題…それに私はクラピカからの指示を聞いた覚えはない」
キルア
「なぁ…姉貴、右手どうしたんだよ」
キルアがずっと気になっていたのはアイディの右手。日中会った時にはなかった包帯に注目する
アイディの右手には蜘蛛の刺青。隠し通すために包帯を巻いていたが流石に怪しまれた
アイディ
「…関係ないこと」
それしかいいようがなく押し通すアイディ。アイディの隣にいたヒソカは笑みをこぼした
アイディ
「…なに？」
ヒソカ
「いや…君は悪人には向いてないんだね♢」
アイディ
「それでもやるしかないの」
そこからアイディは何も話すことなく飛行船が着陸するのを待ち続けた
＊
飛行船着陸後。アイディ達が乗っていた飛行船の向こうにはクラピカ達の飛行船
その中には鎖で拘束されたクロロ
するとキルアの携帯が鳴った。クラピカからの指示なのか携帯を胸に当てる
クラピカ
「よし！！交換開始だ！！」
クラピカの指示の元、ゴンとキルアはクラピカの元へ、クロロはパクノダとヒソカの元へと歩いていく
アイディ
「今闘うの？」
ヒソカ
「まあね。君もやるかい？」
アイディ
「遠慮するわ。闘うならはやく済ませて…邪魔だから」
アイディの言葉に軽く頷いたヒソカはクロロの元へと向かった
ここにいてもやることが無いアイディはとりあえずクラピカの元へ向かうことにした
クラピカ達の方を見れば心配そうに見つめるゴンを筆頭にアイディを見ていた
アイディ
(荒野…か、最期にはいいところかな)
そんなことを考えながらアイディはクラピカ達の元へたどり着いた
クラピカ
「アイディなぜきたんだ！？危険だと言っただろう！！」
アイディ
「私はそれを了承してないし、私はクラピカにとって重要な話をしにきただけ」
クラピカを冷たくあしらうアイディは、後ろにいるヒソカとクロロを見た
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作者名：白兎＠ロップ | 作成日時：2020年6月17日 23時
