【HUNTER×HUNTER】雷神少女5 (ページ27)

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221戦ページ27

ヒソカからきたメールの指示通り、リンゴーン空港に向かったアイディ
クーナの事が心残りだったが、今は立ち止まることはできない。ジブリールはアイディが強制的に楽園に残させた

アイディ
(けどリンクしてるから何かあれば分かっちゃうよね)

そんなことを考えながら空港に向かっている中、アイディの前に人影があった

アイディ
「…迎えにきたの？」

ヒソカ
「君だけ来たら怪しまれるだろ？」

アイディ
「対して変わらないでしょ…」

考えてみると初めての組み合わせ
しかしアイディはこんなことがない限りヒソカと手を組むことなどないと思っていた
そしてアイディはこの先で予想外な人物達が待っていることをまだ知らない

＊

空港の近くまで来るとヒソカはアイディに止まるよう指示した
「サプライズは必要だろ♤」とよく分からないことを言うとヒソカは携帯を使い電話を掛けた
その相手はすぐに分かった

クラピカ
『ヒソカ！？』

ヒソカ
「やあ♡」

クラピカ
『抜け出して来たのか？』

ヒソカ
「安心しなよ。影武者は置いてきているから♢」

クラピカとの会話をただ聞いているだけのアイディ。今アイディがいる場所は灯りが当たらない真っ暗な場所
そのため飛行船にいるクラピカ達にも、目の前でヒソカの登場に驚くパクノダ達もアイディの存在に気づかない

ヒソカ
「飛行船とは考えたね♢これではるか遠くの無人島とか断崖絶壁の山頂に飛ばされたら尾行は困難♧」

クラピカ
『何を企んでいる！？』

ヒソカ
「ボクも飛行船に乗せてくれ♡」

「断ったら、この場でゴンとキルア殺しちゃうかな？」

クラピカ
『貴様……』

ヒソカ
(なーんて、そんなもったいないことしないけど♡)

ヒソカの挑発に乗るクラピカ
隣で聞いていたアイディは嘘だとすぐに見抜き面倒くさそうな顔でヒソカを見る
ヒソカは悪戯心が丸見えの笑顔をしていた

ヒソカ
「彼が解放されればボクも降りる♧前も言ったけどボクの標的は団長のみ♡」

「団長と闘りたい"僕は"それだけなんだ♡」

クラピカ
『どういう事だ…』

ヒソカの一言にクラピカは問いかけた

ヒソカ
「ボクは君たちの為に"お姫様"を連れてきてあげたんだからね♤」

ヒソカからの合図な気がしたアイディは1歩前に出た。丁度灯りに当たる場所
電話越しのクラピカが驚くのは当たり前

目の前にいるゴンとキルアは目の当たりにしてもっと驚いていた