【HUNTER×HUNTER】雷神少女5 (ページ23)

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217戦ページ23

アイディとジブリールが話していた同時刻_____

車の準備をするため車庫から車を出し、正面玄関に車を止めて車内で待機する2人
クーナはイーディスと2人だけになったことを確認し、何も知らされず戸惑うイーディスに先程アイディから送られたメールの内容を話した

イーディス
「！？……じゃあ、アイディ様は賭けをするつもりなんですか？」

クーナ
「確かにその作戦は賭けですが…その前に壁が1つありまして…」

イーディス
「壁…？」

アイディの作戦を聞いて唖然とするイーディス。クーナの言う壁が気になったが、それよりも先にアイディの作戦に不満があった

イーディス
「でも…どうしてアイディ様はこんな無茶なことを」

クーナ
「アイディは……死にたがっているのかも知れませんね」

イーディス
「何故ですか！アイディ様は正しいことをっ！」

クーナ
「自分が許せないんですよ…アイディは」

賭けにでた作戦の原因はアイディ自信が死にたがっているからであった
恩人であるアイディが死にたがっているのを知りイーディスは声を荒らげた
クーナはただ黙々と話し続ける

クーナ
「当たっているかどうかは分かりません。私の憶測なので間に受けないでくださいね」

「アイディは3歳の時から村の人達を守るために、村に来ようとする盗賊を殺してきました」

イーディス
「それは良いことじゃないですか！悔やむことなんて何も…！」

クーナ
「…知らないんですよ」

イーディス
「…え？」

クーナ
「村の重役の人以外、巫女の本来の仕事を知らないんです」

気にすることなんてないとイーディスは言いたかったが、クーナの言葉を聞いて言葉がかき消された

クーナ
「重役の人以外には『森に潜む魔獣が村に近づいた時に退治するのが巫女の役目』と言って盗賊のこと追い払っているだけで済ませました」

イーディス
「そんな…じゃあクラピカは何も知らないんですか！？そんなのって…」

クーナ
「最初はアイディも疑問に思っていましたが、今となってはそれでよかったらしいです」

クーナはその時のアイディの言葉を思い出した
約10年前、クーナも同じようにアイディに反発していた

クーナ
『それでいいんですか！？アイディは辛くないんですか！？』

アイディ
『いいよー別に』

クーナ
『何故ですか！』

アイディ
『だってさー、私が人を殺してるって知ったらきっとクラピカとパイロは私と友達になってくれなかったよ』