【HUNTER×HUNTER】雷神少女5 (ページ18)

今日:7 hit、昨日:5 hit、合計:4,667 hit

212戦ページ18

キルア
「どうする？やるならすぐだ！！考えてる時間ないぜ！！」

クラピカ
「確かに、その女は私にとって危険だが…旅団の頭が死んだ以上私はゴンの言う通り、同胞達の眼を取り戻す事に専念するよ」

クラピカはキルアに言われたことを否定し、ゴンに言われた緋の眼を優先することにした

ゴン
「そっか…いいと思うよ！」

クラピカ
「ありがとう、ゴン」

理由をくれたゴンに改めてお礼を言うクラピカ。キルアはあれから反発することも無くただ大人しくしていた

ゴン
「じゃあ、次はアイディの話ね！」

急に話を振られたアイディは思わず目を見開いた。ゴンはニコニコ笑っていて、キルアはゴンに同意するように笑っていた

アイディ
「わ…私話すことなんてなにも…」

ゴン
「アイディの念能力について教えてよ！」

アイディ
(あ…念のほうか…てっきり仕事のこと聞かれるのかと)

ゴンは純粋にアイディの念能力について知りたかっただけだった
アイディはそれを聞いて一安心した

アイディ
「そうだよね、天空闘技場ではちゃんと話せなかったね」

と言ってアイディは懐からバルディッシュを取り出す。手に置かれたバルディッシュは光だし、戦闘時のハルバードの状態に変化した

アイディ
「雷神バルディッシュ、七戦姫が主に使える創世器の1つ」

キルア
「てことは……具現化系？」

アイディ
「残念。私は操作系。バルディッシュは操作系の念能力者にしか反応しないのが特徴、バルディッシュの中に溜め込まれた雷を操るからね。私は放出系も極めて今みたいに砲撃もできるけど、主な攻撃手段は雷の刃での斬撃だよ」

ゴン
「創世器ってみんなバルディッシュみたいに喋るの？」

ゴンはバルディッシュを指さして問いかけた

アイディ
「バルディッシュは確かに喋るけど…創世器がみんな話すわけじゃないよ。クーナやイリスのは喋らないから…今の七戦姫だと私だけかな」

レオリオ
「他にもいたのか？」

アイディ
「…っ……」

レオリオの問いかけにアイディは答えなかった。顔を伏せ身体を震わせるアイディを見てクラピカはアイディの肩にそっと手を乗せた

アイディ
「大丈夫……ごめん、この先は…まだ話せない」

ゴン
「分かった…無理に聞いたりしないよ」

レオリオ
「嫌なこと思い出させて悪かったな…」

と、謝罪までしてもらったアイディは申し訳なさそうに「大丈夫」と答えた

するとクラピカの携帯が鳴る_________