157戦 ページ10
_________！
_______ディ！
クーナ
「アイディ！」
アイディ
「！……クーナ、マチ…私…」
マチ
「大丈夫かい？ぼーっとしてたよ？」
クーナに何度も呼ばれやっと気づいたアイディ
辺りを見回せば、今いる場所はショッピングモール。思考をめぐらせてここに来た理由を思い出した
天空闘技場の時から同じ服を着回していたアイディに新しい服を買いに来たのだった
アイディ
「大丈夫…！早く買いに行こうよ」
クーナ
「え…えぇ」
無理に笑顔を作っている気がしたクーナはマチと顔を見合わせて考えるが、アイディ自信が言うならと言うことで買い物を続行した
※全員私服だよ
＊
アイディ
「…まさか服買うだけでこんなに時間がかかるとは」
クーナ
「…今回は引いてあげる」
服屋に入ってから数時間、やっと店から出てきた3人。普段なら買い物好きなアイディも1着だけの買い物にこれだけの時間がかかると疲れていた
ちなみに遅くなった原因はクーナとマチ
2人でアイディの服を選んでいたら、口論が始まり収拾がつかない状態になった
結果今回はクーナが引いたことにより決着がついた。見事勝利を掴んだマチは勝ち誇った表情をしていた
アイディ
「2人ともありがとう…また落ち着いたら、お買い物行こうね」
アイディの言葉に2人は笑みを浮かべて頷いた
他に必要なものはないかとショッピングモールを見回っているとアイディはある店の前で立ち止まる
クーナ
「何かありましたか？」
アイディ
「…これ」
アイディが見ていたのはコンタクトだった。普段アイディはコンタクトはせず緋の眼のままだった
本来クルタ族は外に出る時には緋の眼になるのを抑える目薬などをして正体がバレるのを隠すが、アイディは外に出ることも少なく、気にしたことがないためコンタクトも初めてだった
マチ
「付けたいの？」
アイディ
「ヨークシンで何があるか分からないし…聖王のことを知った影響とかあるかもだから…念の為」
アイディは1つコンタクトを取りお会計に向かう。店員さんに手伝ってもらい付けているのを外で待っているとすぐに戻ってきた
クーナ
「…青にしたんですか？」
アイディ
「こっちの方が不自然じゃないでしょ？それに…マチとおそろーい！」
アイディの台詞に笑いを堪えるかのように口元を抑えそっぽを向くマチだった
＊アイディの衣装は無印ねフェイトの普段着です
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作者名：白兎＠ロップ | 作成日時：2020年5月23日 21時
