【HUNTER×HUNTER】雷神少女4 (ページ8)

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155戦ページ8

クーナ
「…ねぇ、マチ」

マチ
「なにさ」

クーナ
「いつからアイディに変な虫が付きまとうようになったのかしらね」

マチ
「さぁね」

呆れて素に戻るクーナとそのクーナの問いかけに適当に返事をしながらも、内心では同じ考えを持っているマチは目の前の光景を目にしてそんなやり取りをしていた

ジブリール
『マスター♡』

アイディ
「ジブリール…暑いから、離れて」

クーナ
「アイディ…その方はいったい…」

アイディ
「あのね_________」

アイディは神社での出来事を2人にも話した。ジブリールがいたこと、夜天の書を手にしたこと、自分が初代聖王の生まれ変わりだということを

クーナ
「なるほど…来たかいはありましたね」

マチ
「団長への土産話がまた増えたね」

アイディ
「ねぇクーナ、書庫の本なんだけど…楽園の書庫に移動できないかな？聖王に関する資料、ありそうなんだけど」

クーナ
「分かりました。暇な人員に運ばせます」

早速クーナは今現在楽園でお留守番のイリスに連絡を入れて本の回収に来るように指示をだしていた

マチ
「どうする？予想以上に早く用が済んじゃったけど、1ヶ月もあるからね…」

アイディ
「ジブリール、何かないかな？」

ジブリール
『そうですねぇ…分離した3人目を探しに行くのも良いかと思われますが、居場所を突き止めるのにどれくらいかかるかは…場合によっては1ヶ月以上かかってしまうかもしれません』

マチ
「何か必要なものとかは？9月中は行く時間無いかもしれないから」

アイディは必要なものはないか考え始める。その間に連絡を入れていたクーナが戻ってきた

クーナ
「どうかしましたか？」

マチ
「残りの1ヶ月どうするか考えてる」

クーナ
「あまり長居する訳にも行きませんし、街に行って宿を取りましょう。しばらくはそこで作戦会議ということで」

クーナの提案に全員が賛成して村を後にする。その道中にアイディはマチに問いかけた

アイディ
「イツワって…団員なんだっけ？」

マチ
「いや、アイツはただの協力者ってことになってる。必要な情報はくれてたしそれなりな関係ではあったけど…」

アイディの問いかけに答えるマチだったが途中でことばが途絶える

アイディ
「どうしたの？」

マチ
「いや…アイツが手を組みだしたのは5年前のあの事件の後すぐだったから、気になってさ」