196戦 ページ49
リリア
「アーニャちゃんまで来たのー！？」
アーニャ
「…うるさい」
殺し屋チームがオークション会場に到着し、リリアは見回りという名目でアーニャと話していた
クラピカはライトにぐちぐち言われて一緒にいる
リリア
「アーニャちゃんはゴン君と弟君とあとおじさんみたいな人のところでしょ？こっちにいていーの？」
アーニャ
「クーナから言われてきた…今1番行動してんのはあいつだから厳重に頼むって」
リリア
「そっかー、ねぇアーニャちゃん」
リリアはアーニャに問いかけた。アーニャは少し面倒くさそうにリリアの方を見る
リリア
「クラピカ君見て…どう思う？」
アーニャ
「会ったばかりだし分かんないよ…」
リリア
「だよねー、分かるわけないかー「…でも」…？」
正論で返したアーニャに笑いながら返すリリア。しかしアーニャの返答には続きがあったようで、アーニャは話を続けた
アーニャ
「…思ってたよりも良い奴そう。アイ姉が気にしてる理由も何となく分かった」
リリア
「じゃー、アーニャちゃんもお友達になる？」
アーニャ
「いや…あいつは私が嫌いなタイプの人間…」
リリアとは全く真逆の答えだった
＊
旅団のアジトから散歩するかのようにのんびりと森の中を歩きヨークシンの街に向かうアイディとイツワ
しかし2人は絶対隣では歩かず一定の距離を保って歩いていた
ジブリール
《マスター、戦闘態勢取りますか？》
アイディ
《大丈夫…話すだけだから》
ジブリールはアイディの中でイツワを警戒していた
イツワ
「アイディちゃんは私を殺したいんだよねぇ？」
アイディ
「…あなたの行動は七戦姫としてあってはならない行動なのよ」
イツワ
「分かってるよー、でもねぇ止められないんだぁ」
自分の行いを悪いと思っていないイツワに嫌気がさすアイディ。するとイツワはアイディに駆け寄りアイディの頬に触れる
イツワ
「ねぇねぇ、5年前みたいに暴れてよー。前はすぐ終わっちゃったからつまんなかったんだー」
アイディ
「…っ…なに…言って…」
イツワ
「覚えてないよねぇ。じゃあ私の口からぜーんぶ話したら…頭のなかぐちゃぐちゃになって暴れてくれる？」
アイディ
「…いや…っ…」
近づくイツワに恐怖を覚える
イツワ
「クルタ族抹殺を依頼したのも、クラミーを口止めのために殺したのも、クラピカの前でウボォーを殺したのも、"ファム"も！」
ぜーんぶ…私♪___
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 22人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：白兎＠ロップ | 作成日時：2020年5月23日 21時
