190戦 ページ43
叫び声の正体がアイディだということにすぐに気づいた旅団
尾行していて姿は分からずアイディが一緒にいるとは考えていないゴンとキルアも正体がもう1人の仲間だと理解した
しかしそんな中、敵味方関係なく全員が察知したのは
殺意にも似たオーラ_______
禍々しい雰囲気のオーラに全員が目を見開いた。しかしすぐ様そのオーラは消えていった
アイディからの叫びに旅団がとった行動は一致
フィン
「…しゃーねー聖王からの頼みだ、逆らったら団長に何言われるか」
ノブナガ
「だな」
キルアを殺すことを止め、拘束することにしたフィンクスとノブナガ
キルアはこれ以上反論はできず素直に応じた
＊
それはパクノダとマチも同様で、こちらの場合はゴン自信がすぐに応じた
パクノダが別室にいるフィンクスと連絡を取り終えると、マチに声をかけた
パクノダ
「アジトまで連れていくのは3人もいれば十分よ。マチは聖王の方をお願い」
マチ
「分かった。すこし用済ましてから戻るよ」
と言ってマチは今すぐにでも向かいたいアイディの元へと窓から飛び降りて向かった
＊
叫んだ張本人であるアイディはその場に蹲り、耳を塞いで目を瞑っていた
まるで何かに怯えるように
そんな時、不意に肩を叩かれた
アイディ
「……マチ」
マチ
「もう大丈夫だよ、ごめん」
アイディに怖い思いをさせてしまったことに謝罪したマチだったが、アイディはマチの顔が見れたことに安心して涙目になりながらマチに抱きついた
マチ
「アイディ、今からクーナと合流するんだけど…大丈夫かい？」
アイディ
「私は大丈夫…だけど、いいの？尾行の方は」
マチ
「あとはノブナガ達が何とかするから、アタシらは少し遠回りして帰ろうか？」
アイディは素直に頷いた。マチはクーナに連絡を入れて、街にあるカフェで合流することにした
マチ
(さっきのオーラ…昨日よりも強かった。けどジブリールとミッシェルがいない中であれだけのオーラが出せるなんて…)
先程のオーラは普段のアイディからは想像も出来ないものであった
そして分かっていることだが、ジブリールとミッシェルがいて力が増すはずだが、2人がいた時よりも強く感じたオーラに更に疑問を浮かべるマチ
マチ
(これも含めてクーナと相談か…)
とにかく今は早くクーナにアイディの現状を知らせることが最優先だった
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作者名：白兎＠ロップ | 作成日時：2020年5月23日 21時
