【HUNTER×HUNTER】雷神少女4 (ページ42)

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189戦ページ42

ふとノブナガの懐から携帯の着信音が鳴る

ノブナガ
「ノブナガだ」

フィン
『よぉフィンクスだ』

ノブナガ
「おう、何だ」

電話の相手はフィンクス。ノブナガは通話を続けた

フィン
『どんな様子かと思ってな』

ノブナガ
「今尾行られてんだけどよ、襲ってこねーんだ。中々位置がつかめねーし、長引きそーだ」

フィン
『それじゃ、いい情報教えようか？』

ノブナガ
「？どーゆーことだ？」

フィンクスの言っている意味が理解出来ていなかったノブナガ。アイディには聞こえないが話は続いていた。するとノブナガの視線は廃墟の方へと移った

次の瞬間アイディの周りで風が起こった
細かく言えばノブナガとマチが廃墟の方へと向かった。どうやら尾行していた者たちを捕らえにいった。廃墟に向かう数秒前にマチはアイディの頭に手を乗せ、「ちょっと行ってくる」と一言だけ伝えていた

安心はしたがまだアイディの中では尾行していた者たちが殺されてしまうのではないかという不安が残っていた

＊

3人を尾行していたのはゴンとキルアだった
ノブナガの視線が移ったと同時に逃げようとしたが、フィンクスとパクノダの二重尾行により阻止された

ゴンの方にはパクノダとマチ

キルアの方にはフィンクスとノブナガが立ちはだかった

パクノダ
「ボウヤ、鎖野郎って知ってる？」

ゴン
「………え？」

マチ
「鎖を使う念能力者のことよ、アタシ達探してるの。アンタそいつに頼まれてアタシ達のこと尾けてきたんでしょ？」

パクノダとマチからの問いかけに疑問を浮かべるゴン。しかしゴンには心当たりがなかった

ゴン
「知らないよ。俺達は自分の意志でお前達を追ってたんだ」

マチ
「……………どう？」

パクノダ
「……そうねぇ、とぼけてんなら大した嘘つきだわ。調べようか？」

＊

一方キルアはノブナガとフィンクスから質問をされていたが嘘はつかず全て答えた

ノブナガ
「ラストは2択だ。よく考えてから選びな」

「今死ぬか、後で死ぬか、どっちがいい？3秒以内で答えよ」

＊

ほんの一瞬の隙を狙って逃げようとしたゴンは瞬時にマチに捕まった

マチ
「ムダよ、下手な真似しないで」

互いが互いに殺られると考えた時、廃墟とその周りに1人の叫び声が響いた

アイディ
「________やめてっ！！！」