【HUNTER×HUNTER】雷神少女4 (ページ39)

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186戦ページ39

鎖野郎を誘き出すために外に出てきたマチとノブナガ。それに同行するアイディ
アイディは黒を基調とした服に帽子を深く被りサングラスをかけている
サングラスで見えないがコンタクトも付けている

＊しゅごキャラの歌唄の私服です

手には夜天の書があった。アイディは肌身離さず持っている

3人は人通りが多い場所まで来たところで、様子見も兼ねて休憩することにした
2人が周りを警戒している中、アイディは夜天の書を読んでいた
アイディが耳を傾けていないことに気付いたノブナガはマチに問いかけた

ノブナガ
「聖王は大丈夫なのか？」

マチ
「どうだろう…今アイディの中にはジブリールもいないから、何かあった時はアタシらでどうにかしないといけない」

重大な役目を知り、さらにクーナからの圧を思い出し深くため息をつくノブナガは話を変えた

ノブナガ
「……ウボォーは本当にやられちまったのかね」

マチ
「恐らくね。それを確かめるためにここにいるんだろ」

ノブナガ
「……ウボォーはただの怪力バカじゃねぇ」

マチ
「わかってるよ、そんなことは」

3人の後ろに座っていた男女の2人の方で携帯がなった。視線は移さなかったが警戒は怠っていない

電話に出てすぐその離れた2人組。それから直ぐに気付いた

ノブナガ
「……視られてんな」

マチ
「やっぱり？こっちは素人じゃないね」

ノブナガ
「ああ、どこかはわかんねぇが俺達を意識している」

マチ
「鎖野郎かね？」

先程の男女とは違い警戒しながら3人を見ている者がいた
慣れているのか場所までは分からなかった

ノブナガ
「さあな。もしそうなら団長の命令通りやりたいようにやるだけだ」

マチ
「…団長は恐らくそいつを仲間にしたがってると思うけど」

ノブナガ
「マチ。団長は「2人組で鎖野郎を探し出し連れてこい」としか言ってねぇ。そんな時の暗黙のルールは忘れてねーだろ？」

マチの予想を聞いたノブナガは睨みつけるように表情を変えた

マチ
「生死は問わず、手段は好きに」

ノブナガ
「そうだろうが。おめぇが勝手に団長の意図を解釈するのは構わねぇが、それを俺に押しつけんのはやめろ」

マチ
「アタシはまだ何も言ってない。てめぇの意見を押し付けてんのはアンタだろ？」

次の瞬間、辺りの空気が一気に変わった

その証拠に2人の間に置かれていた缶にヒビが入った