【HUNTER×HUNTER】雷神少女4 (ページ33)

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180戦ページ33

幻影旅団アジト________

鎖野郎との決着が着くまで帰らないと言ったウボォーギンはそれっきり帰ってくることはなかった

出ていたクロロにここまでの経緯を話すとクロロは

「夜明けまで待って帰ってこなかったら作戦変更」

としか言わなかった
それっきり自由行動となった団員達は各々がそれぞれ時間を潰していた
気絶したアイディが心配になったマチはアイディが寝ているであろう自室へと早足で向かった

他の団員も心配していないわけではなく、帰ってきたマチに様子を聞くつもりで待っていた

しかしマチは思っていたよりも早くホールへと戻ってきたが、かなり焦っている様子だった

「…アイディがいないっ！！」

それは予想外な言葉だった
ウボォーギンを1度助けに行く前に、元々アジトにいて増援として呼ばれたフィンクスが出ていく前に確認したが、その時はベッドの上で眠っていたらしい

しかしたった今マチが確認した時には部屋に誰も居ない状態だった

クロロ
「…どうしたものか」

マチ
「団長、アタシに行かせて」

アイディのことに関してどうしていけばいいのかと考えているとマチがアイディの捜索に行かせて欲しいと挙手してきた

この中でアイディと1番親交があるのはマチであり、全員が納得した

クロロ
「…頼んだぞ」

マチ
「了解」

＊

マチは建物の上を渡り、人に見られないように移動していく
するとマチはアイディとクーナと同機種の通信機を使いクーナに連絡を入れた

クーナ
『今度は何ですか？』

マチ
「アイディがいなくなった」

アイディの消失を聞いてすぐ、電話口から騒がしいもの音が響き、マチは思わず通信機を離し耳を塞ぐ

クーナ
『はぁ…はぁ……それで？』

暴れて疲れきったのか息が切れているクーナは改めて要件を問いかける

マチ
「こっちだけじゃ無理だから人寄越しな。1人でもいいから」

クーナ
『なら好都合。今丁度…優秀な子が帰ってきたのでそちらに送ります』

マチ
「分かった…場所送るから急いで」

＊

クーナ
「…というわけで、帰ってきて早々ですが姫の捜索をよろしくお願いしますね」

クーナの目の前にいるのは騎士甲冑を纏い、腰に剣をかける女性

すると女性はクーナに向けて敬礼をした

イーディス
「はっ！楽園警護部隊隊長イーディス、アイディ様の捜索に行ってまいります！」