【HUNTER×HUNTER】雷神少女4 (ページ30)

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177戦ページ30

陰獣を全て始末した旅団
気を失っているアイディはジブリールが横抱きをしている状態
旅団の力を目の当たりにした梟は唖然としていた

車の狭さで揉める旅団にジブリールは声をかける

ジブリール
「マスターはどちらに運べばよろしいですか？」

マチ
「何？瞬間移動でもできるの？」

アイディをどうやって運ぶのか問いかけるとジブリールは背中に羽根を生やす

ジブリール
「私の体の構造は自らが考えたもの、無いものは知識を駆使して創ればいいだけです」

シャル
「じゃあ聖王様はジブリールに任せよう」

すると旅団とジブリールの元に1人現れる

イツワ
「やっはろ～」

それは旅団の情報提供者であり七戦姫の1人であるイツワだった
旅団はイツワを目にして表情を歪める
イツワは気を失っているアイディとそれを抱くジブリールに目がいく

イツワ
「へぇ…これが聖王の力のひとつなんだねぇ」

ジブリール
「貴女が、イツワさんですか？」

イツワ
「そうだよー、アイディちゃんのお友達のイツワちゃんだよー」

能天気に自己紹介をするイツワ
ジブリールは笑顔でイツワと対話する

ジブリール
「お噂はかねがね、マスターからお話は聞いています。お会いできて光栄です」

フェイ
「何しにきたね」

イツワ
「ちょっと様子見ー、でも面白いところは終わっちゃったみたいだし、あたしは帰るよ」

どうやら彼女も陰獣と戦ってみたかったらしい。陰獣の死体をみて残念そうな表情をしてその場を去っていった

ジブリール
「さて、話を戻しましょう。マスターはどちらへ？」

シャル
「んー、聖王様が起きればクーナに預けてもいいけど…このままだと殺されるだけだからアジトに行ってくれない？」

シズク
「団長が部屋用意してるって言ってた」

アイディを送る場所を確認したジブリールは生やした羽根にオーラを集中させて空高く飛び立つ

ジブリール
「…改めて現世の景色を見ると、やはりあの時代よりも遥かに便利な世の中になっていますね」

ジブリールは夜景を見て建物などが彼女が知っている時代とは遥かに変わっていることに驚いていた

ジブリール
「それにしても…あのイツワという物。あの目は間違いなく黒ですね、何も感じない殺しをただの遊びとしか思っていない目」

先程会ったイツワを不信に思うジブリールはある考えを思いつく

ジブリール
「…少し、調べてみるのもありですね」