171戦 ページ24
時は再び進み、幻影旅団作戦実行________
旅団は気球を使い移動
作戦を実行する班と気球の見張りで別れ、アイディはマチ、ノブナガと共に気球の見張りをしていた
ノブナガ
「今更だけどよ、聖王様が悪事に手ぇ貸していいのか？」
アイディ
「私も少し不安になってきました…でも何かあったらクーナが何とかしてくれるって言ってた」
ノブナガ
「アイツ何者だ？」
実際アイディでも何となくでしか知らないクーナの裏事情。ノブナガは改めてクーナが何者なのか考えてしまった
《アイディちゃん！アイディちゃん！》
突然アイディの脳内にリリアの声が響いた。急な大声にびっくりしたが、すぐに七戦姫の基礎能力の1つの念話であることが分かった
アイディ
《どうしたの？連絡は通信機や創世器があるでしょ？》
リリア
《いやぁ最初はそうしようと思ったよ！でもね、今いる護衛団の1人に耳がちょー良い人がいてさ、しかもその人がクラピカ君とよく一緒にいるから尚更通信機とかだと話してることがバレちゃうの！》
アイディ
(クラピカが近くにいる…！？)
アイディは久しぶりに危機感を覚えた。アイディは夜天の書に仕舞っていたローブを取り出し深くフードを被る
アイディ
《大丈夫、自分の身は隠してるから気にしなくていい。リリアはそのままクラピカに注意して、何かあったら念話で報告》
リリア
《わかったー！》
とりあえず一難去ったと思ったアイディは深くため息をついた
その姿を見たマチが心配そうに駆け寄る
マチ
「大丈夫？」
アイディ
「平気…ちょっと疲れてるのかな」
アイディは笑顔を見せて大丈夫なことをマチに教える。マチは渋々納得したようだったが、何かあったらすぐに言うようにと注意された
ノブナガ
「心配症だなぁ」
2人のやり取りを見ていたノブナガは笑っていた。するとマチが言い返すかのように口を開く
マチ
「アイディに何かあったら…こうだってさ」
マチは先日クーナがやっていたジェスチャーを真似するようにやった
ノブナガ
「つってもそりゃ、主な原因の奴だけだろ？」
マチ
「いや、連帯責任だってさ」
ノブナガ
「マジか」
連帯責任と聞いて慌て出すノブナガ。2人が何の会話をしているのかアイディにはさっぱり理解出来ていなかった
マチ
「過保護すぎ…」
ノブナガ
「おめぇが言うな」
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作者名：白兎＠ロップ | 作成日時：2020年5月23日 21時
