163戦 ページ16
アイディがルクソ地方に行っていた時________
もう1人、9月の作戦のために動いている七戦姫がいた
リリア
「いってきまーす！！」
アーニャ
「ちゃんと働いてね」
クーナの勧めで楽園にしばらくいたリリアはノストラードからの依頼の予定日になったためしばらく楽園を離れることになった
仲良くなった楽園の警備員や戦闘員はリリアに向かって手を振るが、アーニャはジト目で見るだけだった
アーニャ
「…煩いのが離れて清々するよ」
イリス
「声に出てるって」
現在楽園の屋敷に残っているのはイリスとアーニャ。イーディスは9月ギリギリまでカスミの指導の元ジャポンにいるらしい
リリア
「とりあえず七戦姫が使う基礎能力はちゃんと身につけたしー、あたしの任務はボディーガードの任務をしながらクーナちゃんに言われた4人の観察」
リリア
「よぉし…頑張るぞー！！」
＊
リリア
「どーもー！ノストラードさんから依頼されてきました！楽園の者でーす！」
《どうぞお入りください》
ノストラードとの約束の場所である屋敷に到着したリリアはチャイムを鳴らした
インターホン越しに聞こえた声と同時に門が開いた
庭に放たれていた犬に睨みつけられていたが特に気にせず屋敷の中へと入っていく
「ようこそいらっしゃいました。こちらへどうぞ」
屋敷の使用人と思われる男性に案内されある一室の前にたどり着く
「こちらでお待ち下さい」
とだけ言って使用人はその場を後にした。リリアは言われた通り部屋の中へと入る
中には他にも募集で来た人物達が待機していた
リリアも同様に座って待機していると、自分の後に来たと思われる人物が現れた
リリア
(！…クーナちゃんの言ってた4人のうちのひとり)
そこに現れたのはクーナから情報を貰った4人のうちの1人であったクラピカだった
リリアは注意してクラピカの様子を伺う
リリア
(特徴は情報通りだけど…念は最近覚えたのかな？)
そんなことを考えていると、室内にあったモニターに1人の男性が映る
《君らが証を持っているかは問わない。こちらの望むものを手に入れてくるかどうかだ》
《オークション開催まであと1ヶ月ある。それまでにリストの中から1つ探してきてくれ》
使用人からリストを貰った。リリアは直々に依頼されたため探さなくていいが念の為貰った
緋の眼の欄を見た時彼の眼が輝いたのをリリアは見逃さなかった
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作者名：白兎＠ロップ | 作成日時：2020年5月23日 21時
