【HUNTER×HUNTER】雷神少女4 (ページ15)

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162戦ページ15

クーナ
「では私はこれで」

アイディ
「うん」

街まで戻り、空港前にてアイディとマチに別れを告げるクーナ

クーナ
「あ…そうだ、これは団員全員に言っておいてください。アイディに何かあったら_____」

クーナは親指を自分の首の前で線を描くように動かした。アイディはなんの意味があるのか分かっていなかったが、理解したマチは呆れた顔をして了承した

クーナ
「アイディも、何かあったらマチに言うか私に連絡してくださいね」

アイディ
「分かってるよ。クーナも頑張ってね」

そう言った後、クーナは飛行船に乗るために空港の中へと姿を消した

アイディ
「ねぇ、さっきクーナがやってたのって何？」

マチ
「アイディは知らなくていい事」

アイディ
「はーい」

＊

アイディ
「ここで待っていればいいの？」

マチ
「そう。他の団員とここで合流する予定だから」

するとマチは持っていたバッグから大きめの布を取り出しアイディに手渡した

マチ
「顔隠す時とかに使いな。念の為に」

アイディ
「うん。ありがとう」

アイディは夜天の書の中にあった魔法のひとつである収納のようなものを使ってローブをしまった

マチ
「アイディ…来た」

マチが見る場所にはこちらに向かって歩いてくる人影が3つ
アイディはここまできて緊張してきたのかマチの背に隠れた

「よぉ、久しぶりだなぁマチ」

マチ
「あぁ…ほら、アイディ」

合流した1人と会話をしていたマチは後ろにいるアイディに声をかけ、無理やり自分の背からひっぺがす

「お！おめぇが聖王様か！」

アイディ
「ひっ！」

マチ
「あんま驚かせないで」

アイディが出てきた途端顔を近付けてアイディを確認する2人目
3人目は何も言わずただアイディを見ているだけだった

「悪かったな。驚かすつもりはなかったんだ、ただ聖王がどれくらい成長したのか見たくてなぁ」

アイディ
(あ…そっか。流星街で会ってるんだよね)

ノブナガ
「俺ぁノブナガだ。改めてよろしく頼むな聖王様」

フランクリン
「フランクリンだ。よろしく頼む」

未だにアイディを見続ける3人目。すると服で見えないが口を開いた

フェイタン
「フェイタン…よろしく」

とりあえず全員の名前を聞いたアイディは一安心してマチを見る

マチ
「大丈夫だっただろ？」

ノブナガ
「さっさと行こうぜ」

5人はヨークシンに向かって歩き始めた