【HUNTER×HUNTER】雷神少女3 (ページ6)

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103戦ページ6

イーディス
「！何がっ…」

アイディ
「やっぱり…何かあると思ったんだよね…」

急な爆発音に目を見開くイーディスと違いアイディは何かを予想していたかのような口だった

アイディ
「とにかく…屋敷に戻ろう」

アイディとイーディスは音がしたであろう場所に向かって走り出す
屋敷内を走りに走ってたどり着いたのはキルアの部屋

中からは確かにゴン達の声が聞こえた。イルミもいるらしい

ゴン
「頑張れキルア！！勝て！勝て！勝て！」

クラピカ
「ゴン逃げろ！」

レオリオ
「ゴンッ！！」

扉を勢いよく開けるとそこには、ゴンを狙うキルア。そして何かをされたのか動けないクラピカとレオリオ

キルアの目はいつもの目ではなく、殺人鬼の冷徹な瞳だった

イーディス
「一体何が…」

何も出来ずに立ち尽くしていたが、キルアの魔手がゴンに向かって突き刺さることを察知したかのようにアイディはバルディッシュに充電されている雷を足元に集中させる

次の瞬間2つの音が部屋に響いた

1つはイーディスの隣からのものだった。こっちの方が音が響いたために全員がそちらを向いていた
しかしそこにはイーディスの隣にいたはずのアイディの姿がなく一体なにが起こったのか誰にも理解できなかった。
しかし、イーディスがゴンとキルアの方を見た時に全てが繋がった

イーディス
「アイディ…さん…」

そこにはゴンを庇うように前に出てキルアの魔手が腹部に突き刺さるアイディの姿
それはクラピカとレオリオにとってハンター試験を思い出させる光景だった

ゴン
「アイディ…！」

キルア
「姉貴ッ！！」

後ろに倒れそうになるアイディをキルアが抱き寄せるように受け止める
ゴンとキルアが何度も呼びかけるが反応がない

キルア
「また…俺、姉貴に…！」

アイディを抱いたまま泣きじゃくるキルアを守るように前に出るゴン達。イーディスも戦闘態勢をとる
アイディが庇ったことに対してなんとも思わないイルミに怒りを露わにするゴン

キルア
「もうやめてくれ！！…俺は、殺人鬼なんだ…っ…友達なんて必要ない…熱を持たない闇人形なんだ！！」

キルアの叫びを聞いたゴンは怒りを拳に込めてキルアの頬を殴る

ゴン
「じゃあ何で泣いてるんだ！！」

確かにキルアの目には涙があった。闇人形ならば流さない涙を流していた

イルミ
「…もういいよ」

そう言ってゴンに向けて手刀を振るおうとするイルミだが、それを阻む者がいた
ゴンとイルミの間には剣が____