【HUNTER×HUNTER】雷神少女3 (ページ48)

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145戦ページ48

一方その頃ゴン達は___________

ゴン
「早くアイディを助けなきゃ！！」

キルア
「くそっ、この扉びくともしねぇ！姉貴がなんかしやがったな！」

ゴンとキルアは早くアイディを助けようと部屋から脱出しようとするがバインドで固く塞がれているために開くどころか壊れることもない

リリア
「弟君！どいて！」

後ろからリリアに呼ばれたキルアは扉から離れ壁による
するとリリアは部屋の奥から助走をつけて扉をぶん殴る。しかし力に自信があり念能力もゴンとキルアよりも上のリリアですらも扉が壊れることはなかった

リリア
「ぜっんぜん壊れないよー！なにこれー！」

ゴン
「どうしよう、アイディはまだ怪我も完治してないのに」

キルア
「窓から出るにもここは200階…下手すれば俺らが死ぬ」

今この場で自分たちには何も出来ない。そう考えたゴンとキルアだったがリリアだけは違った

ゴンといい勝負の単純バカであるリリアだったが知識の方ではリリアの方が1歩上手だった

リリア
(アイディちゃんを助けなきゃ…でもあたしには何も出来ない。ずっと扉を叩けばいつか壊れるかな)

なんてことはないただの脳筋だった
頭を抱えて唸っているとリリアの目にあるものが映った

リリア
(そういえば…弟君達が来る前にアイディちゃんがあたしに何か言おうとしてた、確かケースが…)

リリアは覚えている限りの記憶でアタッシュケースを手に持つ
予想以上にずっしりしていたが、リリアには大したことはなくテーブルに置いてロックを開く

ゴン
「なにそれ？」

キルア
「これも創世器なのか？」

アタッシュケースに入っていたのはベルトと手甲。特に目立ったところもなかったが、リリアは何かに惹かれていた

リリア
「あっご丁寧に説明付き」

アタッシュケースの底にあった紙を拾い説明を読む

リリア
「えーっと…この創世器は【百獣王化ライオネル】といって、ずっと昔に生息していた魔獣の爪や歯を素材に創られたものです」

「ベルトと手甲を装着した状態で錬をすると起動しますが、この創世器は強化系の念能力者のみが使用することができます…」

説明を見たリリアはとりあえずベルトと手甲を装着してみた

キルア
「お前系統は？」

リリア
「強化系だよー、あたしなら使えるってことだよね！」

リリアは深呼吸をして錬を始めた。すると次の瞬間リリアの周りは白く輝いた