【HUNTER×HUNTER】雷神少女3 (ページ45)

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142戦ページ45

アイディ
「クーナに会ったんだね」

リリア
「うん！アイディちゃんと同じ七戦姫なんだよね？かっこいい子だったなぁ」

と言ってそのまま話を続けるのかと思ったら、何か思い出したように紙袋の中を漁る

リリア
「お見舞いって何がいいのか分からなかったから、商店街で果物買ってきたの！ごめんね、あたし料理なんてやったことないから」

アイディ
「気にしないで…包丁、使える？」

リリア
「使えるよ！！果物くらいなら大丈夫！」

と言ってリリアは部屋に備え付けられているキッチンに行って果物を切り始めた

2人は、切った果物を口にしながら雑談を始める

リリア
「あのね、あのね、あたしの親ハンターなの！」

アイディ
「どっちも？」

リリア
「うん！だからあたしもハンターになって楽しいこと探しに行きたいなって思ったの！それで見つけたのがここなんだけど、そろそろ新しいこと探しにいこうかな？」

アイディ
「………」

リリアの両親がハンターをやっていることなどを聞いてアイディはあることを考えていた

アイディ
(…もしかしたら、ハンター試験も受けていて天空闘技場でもそれなりの実力がある…もしかしたら…)

アイディが見る先にあるのはアタッシュケース
クーナに頼まれて持っていたものだったが、未だに創世器の使用者が見つからない
リリアほどの実力があれば、中にある創世器を使えるんじゃないかと考えていた

アイディ
「ねぇ…あそこにあるケースなんだけど」

リリア
「ん？ケースがどうかしたの？」

アイディ
「実は____________」

リリアに創世器について話そうとしていたがそれを遮るかのように音が響いた
音がしたのは玄関のほうだった

ゴン
「アイディー！」

リリア
「あり？弟君達だね？」

ゴンがアイディの名前を呼ぶ声が聞こえたが、次の瞬間アイディの胸の辺りが重く感じた

アイディ
「ゴン…キルア…落ち着いて、大丈夫だから」

ゴンとキルアがアイディを抱きしめていた
しかもかなりの強さのためかアイディは少しキツそうな顔をしていた

ゴン
「でも…腕が…」

アイディ
「あ……ほら、腕だって大丈夫だよ？」

と言ってアイディはマチに治してもらった腕をゴンとキルアに見せた
2人はアイディの左腕が戻っていたことに驚く

キルア
「ホントだ…何で…」

リリア
「あー！ホントだー！！」

アイディ
「え、今？」