【HUNTER×HUNTER】雷神少女3 (ページ30)

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127戦ページ30

アイディ
「それまでの間はどうしたら？」

クーナ
「それも任せます。ゴンとキルアもいるのでしょう？だったらもう少しいたって構いませんし、アイディが今すぐ村に行きたいのならそれも構いません」

クーナからは特に急かされることは無かった。アイディのタイミングに全てを任せているのだった

アイディ
「じゃあ…もう少し天空闘技場に残りたい、かな」

クーナ
「ふふっ、いいですよ。ならしばらく私もここに残ります」

アイディ
「本当！？」

クーナもしばらく天空闘技場に残ると聞くとアイディは嬉しそうな表情を見せた

すると今度はマチの方を見るアイディ

アイディ
「あの…マチは、どうするの？」

マチ
「どうって…特になにも。集まるのは8月だからまだ先だし」

クーナ
「なら、マチも残ったらどうですか？」

クーナの突然の提案にさすがのマチも驚きを隠せないでいた

アイディはクーナの提案に嬉しそうな表情を見せた

マチ
「え…いいのかい？」

クーナ
「さぁ？アイディに聞いてみたら？」

笑顔が隠しきれていないクーナにそう言われ、マチはアイディを見る

アイディ
「私は、もっとマチともお話したい！」

マチ
「！…ならアタシも一緒にいるよ」

2人共残ってくれると聞いてアイディは更に大喜びをする。しかしアイディの性格上体では表現しないが足をバタバタさせて興奮しているのは分かる

＊

クーナ
「アイディ、寝ましたか？」

マチ
「あぁ、ぐっすりだよ。この様子だと最近ちゃんと寝てないんじゃないか？」

アイディの使っている部屋の浴室から出てきた部屋着姿のクーナ

問いかける先には、規則正しい寝息をたてて眠るアイディにそっと布団を掛けるマチ

マチはクーナが入浴している間にアイディと一緒に横になり寝かしつけていたのだった
アイディが寝ていることを確認してマチはベッドから立ち上がる

クーナ
「随分懐かれましたね」

マチ
「前よりは距離がまだ少し遠い気もするけど…まぁ、旅団ってだけで否定されなくて安心したよ」

クーナ
「前から言っているでしょう？アイディはあなた達旅団を本当の悪とは思ってないんです」

アイディが受け入れてくれたことに一安心したと本音を零すマチ

アイディから話を聞いていたクーナは余計な心配だと笑っていた

クーナ
「まぁ、2人で頑張って行きましょ」

マチ
「あぁ、分かってるさ」