【HUNTER×HUNTER】雷神少女3 (ページ26)

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123戦ページ26

アイディ
「…誰、ですか？」

「！？…やっぱ覚えてないか。クーナからは聞いてたけど、直接言われると結構くるね…」

アイディ
「クーナ……！じゃああなたは幻影旅団の団員…」

「正解。ホントはもう少し後の予定だったんだけどね…ここには仕事で来てたんだ。まさか会えるとはね」

アイディの前にいる団員の女性は、アイディと面識があるような素振りを見せる
しかしそれでもアイディには会った覚えがなかった

「とりあえず、クーナに連絡入れてくれない？詳しい話はそこからだね」

アイディ
「えっと…あなたは？」

マチ
「マチだ、よろしく」

＊

アイディ
「_____クーナに連絡しました。少ししたら来てくれるそうです」

マチ
「そう、それは良かった。悪いね…部屋に上がらせてもらって」

アイディ
「いえ…あのまま外で立ち話もあれでしたし」

アイディはマチを警戒しながらも、クーナの名前が出ているためか少しは信用して自室へと招き入れた

クーナにも連絡を入れて急な話でもすぐに来てくれると言ってくれた
しかしそれまでの間マチと2人だけの空間に緊張が走る

アイディ
「あの…クーナがいなくても話せるところまで、話してくれませんか？」

マチ
「あぁ、いいよ。まずアイディは流星街って知ってる？」

アイディ
「…何を捨てても許される街。世界で1番多人種が住む場所という説もあり」

アイディからの返答を聞いたマチは頭を抱えた

マチ
(やっぱ…何にも覚えてないんだね)

マチ
「…もし今ここで、アイディが流星街に行ったことがあるって言ったら…信じる？」

マチはアイディを見つめてじっと返答を待つ。その時のアイディの目に迷いはなかった

アイディ
「…信じる」

マチ
「理由は？嘘ついてるかもよ？」

アイディ
「クーナの知り合いって聞いた時から何となく…それにあなたは私の記憶を戻す手伝いのために来てくれる予定だったんだから、尚更信じる」

警戒心を高めてしまうんじゃないかと予想していたが、アイディは違った

クーナの知り合いという理由で旅団員のマチを信じると言ったのだった

思わず笑みをこぼすマチ

マチ
「やっぱりアイディはアイディだね。そういう所は変わらないや…」

アタシはね、アイディ__________

アタシら旅団は、アンタに救われたんだよ____