122戦 ページ25
キルアとの話から約１ヶ月
アイディも天空闘技場での戦いを重ね、あれから2戦ほど繰り広げたが、全て圧勝
アイディにとって天空闘技場での戦いは簡単すぎて退屈になるんじゃないかと本人は思っていたが、ゴンとキルアがいるおかげかそこまで退屈じゃなかった
全治4ヶ月と言われた怪我をゴンは1ヶ月で治すという七戦姫もびっくりなことをしたのだった
そんな時だった。ある日アイディの部屋にキルアが訪れる
アイディ
「カストロ対ヒソカ戦？」
キルア
「そ、もうすぐ始まるんだけど姉貴も来ない？」
アイディ
「んー、ごめん。今日は行きたいところがあるからちょっと…」
キルアから試合観戦の誘いが来たが、アイディはそれを断った
キルアは少し残念そうにしていたが、アイディの部屋を後にした
部屋を出る前にキルアは、
キルア
「試合する時合ったら俺らにも教えてくれよ」
と言って去ったのだった
正直今までアイディの相手をした選手は大したことなく見ても楽しいものではないのだった
＊
アイディが今いるのは天空闘技場の外
天空闘技場の外にある街に用があったのだった。出店も並ぶ人が沢山いる商店街を通り少し街から離れた所にたどり着いた
アイディ
「…ここだ」
アイディが見る先にあるのは古本屋
この街に来て少ししたころ散策中に見つけたこの店
アイディは自分が求めている本がないか探しに来ていた
アイディ
「えっと…」
アイディは沢山ある本棚から目的のものを探し始める。客はアイディ以外おらず落ち着いた雰囲気の店にアイディはどこか惹かれていた
アイディ
「は……ひ……ひ…あった」
目的のものを見つけたアイディは本棚からそっと取り出す
アイディ
「ハンター試験振りに見たなぁ…」
−光の王−
それはアイディがハンター試験、三次試験の時に50時間部屋にいた時に興味を持って読んだものだった
アイディはあれから本の内容が忘れられず、時々古本屋に行っては探していたのだった
アイディはその後も面白い本はないかと古本屋に入り浸っていた
＊
アイディ
「結構長居しちゃったなぁ、もう真っ暗」
アイディが古本屋から出た時、既に外は暗くなっていた。商店街も屋台が無くなり街灯が輝く静かな空間になっていた
「アイディ…？」
ふと声をかけられた、聞き覚えがあるようなないような声がったがアイディが見る先にはピンク髪の女性がいた
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作者名：白兎＠ロップ | 作成日時：2020年4月12日 0時
