地味だけど愛されています

8日目　side凪 ページ8

練習めんどくさいけど玲王にやるぞと言われたし終われば寝てていいって言われたから出てたけど

「めんどくさ〜い玲王おんぶして」
玲「しょうがねぇな」

玲王におんぶしてもらって移動していると

貴「わ、凪君に御影君」

曲がり角で士道さんに会った
今日は手ぶらなんだ、会う度に色んなものを持って歩いてるから

貴「それにしても凪君は御影君に甘えてばかりだね」
玲「良いんすよ、凪は俺の宝物だからな」
貴「御影君が甘やかしてるだけか」

玲王におんぶされてる俺の顔をぷにぷにと続いてくる士道さんはとても楽しそうだった
何でそんなに楽しそうにするのか分かんないけど彼女が笑ってると良い気分になる

貴「そういえばチームV結構連勝してるんだよね」
玲「主に凪が取ってくれるからな」
貴「剣城君や御影君も取れてるでしょ」
玲「俺はそうでも馬鹿斬鉄はたまたまのようなもんだ」

玲王と言い合いしているけど俺が遮った

「ねえ、次の試合勝ったら一緒に出かけたい」
玲「あ、狡いぞ凪俺も俺も!」

玲王も若干ムッとしたのか対抗してきた
けど、士道さんからは

貴「おでかけね
頑張ってポイント貯めて一日外出を手に入れれる所まで来れたらまた誘って
勝ち負け無しで私に会いに来てね」

試合の勝ち負けにこだわらない士道さんらしいけど正直今の俺達だとポイントまで貯めるのに苦労するかも

9日目　side時光→←7日目　side貴方

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す