私の気持ち (ページ28)

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A級に昇格した頃だったな
話したら案の定褒めてくれたし御祝いって言って俺達を高い店に連れてきてくれた
しかも貸切ということで普段の俺達の食い方で良いよと気遣ってもくれた
正直この人はどんくらい稼いでいるんだとも思うくらいもあった

貴『影浦隊はますます上がっていくね
これからも頑張ってね！』

その後何ヶ月かたった頃
俺らの隊が上がれず立ち往生したのが二宮隊だった
隊長の二宮、銃手の犬飼、攻撃手の辻、狙撃手の鳩原
この隊にいつも苦戦していた
加古隊や三輪隊、嵐山隊等には勝てていたがどうにも二宮隊には勝てなかった
それがイライラしていたのもあり周りからの感情がうざく規定違反を何度もやらかしていた
そして最悪な事にB級に降格された
B級に降格された時は二宮隊は既にされた後の出来事でもあった
ユズルの師匠である鳩原がトリガーの横流しと失踪ということにより遠征メンバーから外されたのと同時にB級に降格されたという
B級に降格されたことを黒咲さんに言えるはずもなく会わないようにしていたが本人が来てしまった
もうあの人には情けない感情が刺さるのと二度と話すことが出来ないんじゃないかとも思った

貴『B級に降格されちゃったの？
でも、安心して影浦君
貴方のやった事は変わることは無いけど
いつか認めてくれるよ、だから
私から避けなくていいんだよ、降格されても影浦隊は影浦隊なんだから
影浦君の思う行動した方がいいんじゃないかな』

本当にこの人には頭が上がらなかった
こんな人が居るなんてってずっと俺の中でこの人とならと思っていたがこの人は初めから俺に眼中は無かった
この人が想っていたのは二宮だった
同じ射手でありながら入って間もなくしてB級に昇格して隊を組んでA級に所属、更に解散後もA級4位としての実力もあった
射手1位になってますます上がっていく姿に黒咲さんは憧れと想いが募ったと
正直この時点で俺は負けていた
この人を振り向かせることが出来なかった
ずっとこの人がいて欲しいくらいだった
二宮が羨ましかった

そんな中、黒咲さんと二宮が射手対決していた時だった

ア【10対0、勝者黒咲】

アナウンスと共に掲示板に出された数字を見る
ほぼ彼女の圧勝だった
ついに憧れだった二宮に勝ったんだって内心嬉しい気持ちはあった
だがそれがほんの一瞬によって遮られた

ボ42(マジかよ)
ボ43(二宮さんが負けちまった)
ボ44(なんだよ黒咲の奴)

字数が足りないので続きます