私の気持ち (ページ27)

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羨ましい side影浦ページ27

貴「影浦君！私、ボーダー辞めないよ！
これからも仲良くしてね！」

笑顔で俺に話しかけてきた黒咲さん
今まで暗い顔して感情も閉ざしていたけど負の感情である事はわかっていた
けど、今になっては明るくて幸せそうな感情が浮かんでいるのが分かる

貴「聞いたよ影浦君
二宮さんの顔殴ちゃったの？」

犬飼に聞いたらしく俺にメッてしてきたがなんも怖かねぇと
あの時、二宮にはとてつもなく腹が立った
俺にとっては黒咲さんが好きという感情があったからだ
俺に対して負の感情を出すわけでもなく本当に仲良くしたいという感情が刺さった
この人は良い人だって馬鹿でも分かった
あの人なら俺の気持ちとかも分かってくれるのだろうと
毎日話しかけに行ったこともあった
勿論Ｃ級の時からだ
あの人がA級で俺がまだＣ級の頃

ボ40『おわ、見ろよ彼奴怖くね？』
ボ41『あんなのがボーダーとかイメージ崩れるわwww』

当日、SEがある事を知らずそいつらの感情は痛い程刺さってきた
ずっとイライラだって溜まっていた
けど、まだＣ級だからこそ下手な事したらせっかくボーダーに入ったのに意味がなくなっちまう
俺は東のおっさんにボーダー内の見学をされていた時だった
訓練施設でたまたま居た黒咲さん

東『黒咲、今暇か？
休憩がてらでもいいしもし無理なら他の人に頼んじゃうけど』
貴『ちょうど訓練を終わりにしようとしてたのでやりますね！』

東のおっさんは急用が出来たからと言って黒咲さんに代わった
最初は俺よりも身長が低いから歳下だろうとタメ口をきいていた

貴『影浦君って高校生だっけ？』
『あ？それがどうしたって言うんだよ
俺は高校生ですよーだ』
貴『そっかそっか、多分だけど影浦君
私の事歳下だろうと思ってそうだったから
気になっちゃってね』(苦笑)

その日初めて自分の感情を読み取る相手に出会った
俺に嫌な感情を刺すことなく受け入れてくれる感情が刺さった
後から黒咲さんもSE持ちと知って更に仲良くなった
あれは俺の中では退屈にならなくてよかった

俺がB級に昇格した時も喜んでくれたし俺の我儘をきいて回らない寿司屋にも連れていってくれた
B級で隊を作ったことを知らせた時も喜んでくれたし隊長であることにも褒めてくれた
俺だけじゃなくゾエや光、ユズルにも一緒に褒めてご飯もご馳走になったりもした
俺は黒咲さんを入れようと思ったがA級とB級、格差があったから俺はA級になってあの人を入れようと思った

字数が足りないので続きます