私の気持ち (ページ16)

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その後、出水、米屋、緑川、木虎など数ある才能の有る攻撃手、射手を倒していき射手では2位個人では3位まで登りつめてきた
最初見た頃は射手では25位でそこまでの才能があるとは思えていなかった
どれだけ練習しようが順位が変わらなければ初戦ただの暇つぶしにしかならん
しかし、ここまで上達して出水にも勝ち越すと自然と気になりだした
一体この小柄の何処にそんな強さがあるのか

貴『あ、二宮さんこんにちは！』(ﾆｺｯ)

あの時の黒咲はよく笑っていたな
俺を見掛ける度に頬を赤らめる程にな
以前、黒咲から俺を憧れとして、目標でもあると言われた
俺は才能が認められているからこそ目標されるものだと思っていた
此奴にも才能が出てきたからこそここまで上達して来たんだろう
だから俺は黒咲に模擬戦を申し込んだ

ア【10本勝負初め！】

アナウンスと共に俺達は攻撃しあった
アステロイドをどのように扱ってくるのかと思いきや少ない弾数で連続で撃ってきた
所詮、トリオンが少ないからこその戦術なのだろう
俺はギムレットで叩き潰そうとした
その前に下からの攻撃により一点取られた
そこからも俺が攻撃仕掛ける前に先手を撃たれ、最後は黒咲から大量のアステロイドの雨をくらい敗北した

ア【戦闘体活動限界二宮ダウン、勝者黒咲】

ブースに戻って自身のポイントが減っていくのと同時に黒咲のポイントが上がっていくのを確認した
彼奴は本当に俺を目標としていたんだなと実感した
今度は俺が彼奴を追い越そうと決心した
もう一度1位に返り咲いてやると意気込んだがブースに出ると黒咲が青ざめた顔をしていた
具合でも悪いのかと声をかけようとしたがすぐさま走ってどこかへ行ってしまった

その翌日、太刀川と攻撃手対決で100本勝負をしていた
流石に100本を連続で勝てないだろうと俺は思っていた
だが、黒咲だからこそ成しえたのだろうか
太刀川に100勝していた
ますます俺が彼奴を追い越そうと決心しうるほどでもあった
そんな中ブースから出てきた黒咲に今度は俺との模擬戦を申し込もうとした時だった

ボ19「悪役が出てきたぞ！」

C級の奴らは各々黒咲に対して被虐的な言葉を吐きだした
自分達は対して努力してもいないのに何故、そんな言葉が出るのか

太「お？悪役？あれか、あの昔居た黒い馬のやつか？」

太刀川はどうでもいい事を言っていたがそれよりも青ざめていく黒咲
やけに過呼吸気味になっていた

次数足りないので続きます