私の気持ち (ページ11)

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防衛任務の苦痛side犬飼ページ11

今日の防衛任務
うちのチームと最近急成長してる北條隊

「あれー？雛衣さん達も防衛任務なんですか？」
荊「あ、犬飼君！そうだよ〜」

雛衣さんっていっつも笑顔なんだよね
凛彩さんは辻ちゃんにちょっかい掛けてる雛衣さんにツッコミしたり怒ったり
愛香さんは相変わらずおしとやかだな

二「おい、黒咲は何処だ」
北「あー多分あそこら辺ですけど1人にしといて欲しいと」

荒船達から聞いていた
二宮さんや太刀川さんに勝ったが周りから酷い言い様で『悪役』なんて呼ばれてるんだよね
逆に俺達からしたら更なる目標が出来てるんだけどね
万能手でも完璧万能手だからこそボーダーにとっては大事な戦略
トリオンの量も玉狛のあの子よりも多い
そんな子がボーダーでしかもA級、完璧万能手なら尚更でしょ

二「・・・」

ここん所二宮さんは鳩原ちゃんよりAさんに興味津々らしい
本人は自覚してないかもだけど結構分かりやすい
この間なんて出水が言ってた

出『二宮さん、最近ラウンジに来ては誰かを探してんだよな』

ってこれじゃ彼女に会いたいのがバレバレなのにね
当の本人は自覚してないしもう1人は会わないように避けてるし
これじゃ苦痛だろうね
オマケに防衛任務でこうして会うとなると尚更ね
二宮さんさっきからAさんの方にずっと向いちゃってるし
これじゃ防衛任務の意味が無いじゃんwww
悠長な事を考えていたら突然ゲートが開いた
バムスター3体、ラービット1体、イルガーが10体
どんだけ出すんだよ！

北「A、イルガー何体まで撃退出来る？」
貴「イルガー10体居るならメテオラで片すね」

愛香さんとAさんだけで話してるから何事かと思ったら突然大きなキュウブが出たかと思いきや

貴「メテオラ！」

あのデカいのメテオラ！？
玉狛のチビちゃん以上にあるぞ！？
メテオラで片したイルガーは形1つ残らず消滅
流石の二宮さんも唖然としていた
そこからラービットやバムスターにもギムレットを出したりトマホークを出したりと次々と撃退していった

北「よし、これで完了、丁度交代の時間だ」

そう言って彼女達はぞろぞろっと帰ろうとしていた
途中でAさんを見つけたから俺は彼女に『ナイスキル』と伝えた瞬間、Aさんは酷く怯えるように俺の元から離れた
俺はただ、褒めたつもりだった
後ろから凛彩さんに忠告された

松「今、あの子には何も言わないであげて」

そう言って俺達から離れていった